4.0
猫になったのは
冒頭で、既に猫になっていたから、どんな事情で猫になったのか、と興味を惹かれた。ブサ猫というけれど、モフモフしていて、かわいい。外見は心によって、美や愛らしさとは別に、輝くものかもしれない。性格の悪い妹、姉の場合もあるが、姉妹の悪意で、という設定は多い。でも、猫になっただけではなく、ヒロインが、単なるバカではないから、面白いし、引き込まれるのだろう。
- 0
19109位 ?
冒頭で、既に猫になっていたから、どんな事情で猫になったのか、と興味を惹かれた。ブサ猫というけれど、モフモフしていて、かわいい。外見は心によって、美や愛らしさとは別に、輝くものかもしれない。性格の悪い妹、姉の場合もあるが、姉妹の悪意で、という設定は多い。でも、猫になっただけではなく、ヒロインが、単なるバカではないから、面白いし、引き込まれるのだろう。
テンポのよい展開、意外性も十分。パターン化されていない点も、よい。すべての人が、差別意識を持っているわけではないという設定も心地よくて、作品世界に引き込まれる。貴族、平民。オーラの有無、そんなことより、人格、教養、温かな心、もっと大切なことがある、と天使に倣う人達がいることは、実に素晴らしい。
始まりから、ヒロインの心の言葉に惹かれる。心を閉ざしてからは、一層、饒舌、かつ、小気味のよいほどの客観性。おそらく、幼い頃に出会って、ノートを渡した相手が公爵なのだろう。彼女の心の扉は、如何にして開かれるのか、とても興味深い。
前の轍は踏まない、と心に誓って、生き方を変えて、運命から逃れようとするけれど、自身が変われば、運命も変わり、思い通りに事は運ばない。完璧な悪女どころか、かえってよい人になっていく、という設定は面白かった。
読み進むうちに、理解できた。パニックになりそうな時こそ、冷静に現状を見極めることができるヒロインは魅力的。
若くして転生したのに、この冷静さは貴重。ペットも、代用品も、人間扱いしていない。この状況をいかにして打破するのか、とても楽しみ。
うまく描かれているけれど、なぜか、類似した他の作品に比して、魅力的に思えない。完璧すぎて、と別れを告げられる、元彼よりも、スペックのよい上司から愛される、よくあるパターンだからこそ、もう少し捻りがほしい。ちょっと残念な作品。
かなり以前、レンタル家族なるものが出現。家族写真を撮ったり、バースデーなどを祝ったりする、派遣家族。いつなくなったのかとしらないけれど、その延長線上に、この仕事はあるのだろう。でも、続けて読みたいとは思わない。飽きてしまったから。
結婚というより、共同生活。入籍しているメリットは享受しつつ、そういう選択肢もあるのだなぁ。ただ、互いに対する気持ちに温度差があると不成立は必至。結婚に憧れる十代の方達の感想を知りたい、そう思った作品。
魔王の生まれ変わりだから、俗世間のことには疎い。魔王だったからか、ウソはつかず、知らないことは知らない、と言える。他者に対する好奇心も希薄。だからといって、自身への興味も希薄。その時、その時の感情に従って動いている。そんな彼女に転機が訪れるのだろうか。先が気になる。
ドラマも始まっているが、彼らに何が起きたのか、灰川の意図は何だったのか、すべてが謎。宗教団体ならばともかく、排除されていた子どもたちが、灰川を慕う。保護者としてなのか、それとも、いわゆる「ひよこ現象」なのか。読めば読むほど、謎は深まり、これぞ、と思えど、急展開により、仮説は崩壊。まだ未完ゆえ、着地点まで読んでいきたい。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です【分冊版】(コミック)