5.0
切ない片想いだけど
主人公ゆりは、ある日たった一人の家族である祖母を亡くします。身寄りのない彼女は、遺書に書かれた「母親」に会いに北海道へ行きます。女優である母親の家には、異父兄弟の姉、兄、弟と家政婦がいて、みんな毒舌。ゆりは、娘というより家政婦として扱われ、容姿に対しても容赦ない言葉を浴びせかけられます。傷付くゆりですが、家政婦のおばさんが言うとおり、全員自分の心に正直で嘘が無い。やがてゆりは兄に想いを寄せ、兄に片想いしていた弟はゆりにも好意を寄せ…とにかく複雑な恋愛模様が切なくも美しく描かれます。確かに正直なんだけど、恋愛や家族愛に関しては実は相手を思いやって隠し事だらけなのが面白いですね。毎話、各登場人物に共感している自分がいます。とにかく見応えありです!課金するぞー!!
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薔薇のために