午後3時の通りすがりさんの投稿一覧

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31 - 40件目/全43件
  1. 評価:4.000 4.0

    なんだかんだで読める

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    西尾維新なだけあって、難解です

    キャラ名も相変わらず、めちゃくちゃ個性的で長い名前で正直覚えられません
    しかも全クラスメイト、後半は他のクラスも出てきて全員「ザ・西尾維新キャラ」の名前

    ただ、暗号部分を真剣に読まなくても、この人なんて名前だっけ?そもそも誰だっけ?てかんじでも、なんだかんだと読めます

    主要キャラの名前は漢字はともかく語感がよくて、音で入ってきやすい(いろは、きょら、たゆう…etc)
    その他も事あるごとに「◯◯さん」と名前で呼んでるから覚えてなくても支障はさほどない

    暗号は…、星がいくつかよりも周りのリアクションで難易度がなんとなく伝わる
    「どうやら難しい or 簡単ならしい」ことと「暗号の答え」が分かるので、暗号そのものが理解できなくても話は通じるかな
    解説読んで理解できたら「おー」となるし、これは理解できそうもないとなったら流し読みしちゃうけど

    難解な暗号や設定そのものよりも、人間模様や心理戦とかの方が個人的には見ごたえある作品だなと思う

    ゲリラ組織に捕まって生き延びるために踊りまくって媚び売ったとか、
    子供でも簡単に使える兵器を開発してばら撒いてしまったとか、
    クラスメイトみんな、過去に何かしら戦争に関わってしまっている

    すべての戦争を止める(理想)
    どうせ無くならないから戦争をコントロールする(現実的)
    といった、各々の主張を暗号という手段でぶつけ合う、みたいな話かな

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

    メイン2人はいいかんじ

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    3Lサイズの足と長身がコンプレックスの女性
    靴を企画開発する足フェチの男性

    「あせとせっけん」の靴バージョンと言いますか
    でもどうしても、周りの無神経さが気になる…

    ファッション業界て、コンプレックスをカバーしたり、逆に魅力を引き出したりできる業界じゃないですか
    それなのに「デカい足、大きい足」と人の特徴に無神経に言及しすぎ

    商品画像撮影用の靴に3Lサイズを間違えて持ってきて、その場にいたヒロインに履いてもらって解決
    「足が大きくて助かったよ〜」と悪意なしに無神経なディレクター
    「それ女性に言っちゃダメなやつです!」とちょっと離れてヒソヒソ注意するアシスタント?

    せめて注意するなら、その場で「高身長も大きな足も魅力的だ」くらいしてくれないと、案の定ヒロインいたたまれない空気になるやんて

    でもそれに本人が怒ると空気読まない、自意識過剰、下手したら「ハラスメント・ハラスメント」呼ばわりされそうで
    嘘でも「気にしてないですよ〜」って顔するしかなくなるやつで、妙にリアルなかんじが…

    これからコンプレックス解消、魅力発揮かな
    だから改善前がモヤるのは当然なんですけどね

    • 7
  3. 評価:4.000 4.0

    ドラマから

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    ドラマの方が空気感としてはゆったりしてたかな

    当たり前だけど漫画の方が細かい話が多くて、ゲイのリアルってこんなかんじなのかなって思える
    シロさんとケンジも漫画の方がいい感じにくたびれてますね

    ドラマも楽しんで、漫画のグルメや生活も面白いけど、ホントにチラッとハッテン場の話が出てきたことがちょっと嫌かなぁ…

    その場面が出たわけでもなんでもない
    「ゲイは意外と二丁目にいかない、今ならネットで相手探せるので店にきて社交するのは面倒、それより前の若い時はエッチだけならハッテン場の公園に行けばよかった」って少しのモノローグ

    それ見つかったら捕まる犯罪だよと
    シロさん弁護士なのにそんなリスキーなことをするキャラだと思いたくなかった

    ハッテン場って自然とゲイが集まって無許可だったりするらしく
    そのせいで老舗の入浴施設を閉めたってニュースを最近見たから余計に…

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    ブレないヒロイン

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    「慰謝料請求いたします」
    そこまで辿りつくのにけっこう長いし、
    正直言ってソコが最骨頂の漫画だとは思う

    お金儲け大好きお嬢様
    お嬢様のことが大好きすぎるお兄様と、下僕(従僕とかでなく、文字通りの下僕)
    自分がバカ令嬢とくっ付く未来回避のために巻き込まれつつ、なんだかんだとお嬢様が好きになる王子殿下
    お嬢様の婚約者のトンデモおバカさん
    婚約者の浮気相手かつ王子を狙ってるトンデモおバカ令嬢

    キャラはたっていて魅力的だと思う
    敵役もザマァはされるけど完全に破滅するわけでなく新天地で別の才能を発揮したりするので、ザマァが物足りない人もいれば読後感が悪くないって人もいると思う

    そこはお嬢様の「利益のため、利益になりそう」というブレない信念によるもの
    ※元婚約者が破滅しちゃったら足りない慰謝料も回収できないしね笑

    お嬢様の家の船を管理する船長さんは元海賊
    ただし自分が孤児ゆえに真っ当に雇用されなかった経緯から、新しく孤児が生まれるかもしれない殺しはやらない

    お嬢様がちょっと攫われたりするんですが、その犯人さんたちは逆らえない人物からの命令で嫌々犯行に及ぶ
    めくれたスカートを直したいけど貴族のお嬢様に触れない!というなかなかに紳士な犯人たちを、お嬢様は自分の事業にスカウトしたそうにする

    お嬢様は、悪人だろうが芯が通っている・才能がある人間をただの敵ではなく人材として見ていて
    ただ潰すだけでなく活用しようと考えられるのは、貴族に相応しい器の大きさだと思う

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    常々思っていることを叶えてくれた

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    「婚約破棄もの」と呼ぶのか
    そのジャンルで相手が王子な作品を読むたびに常々思っていたのです

    「そんなアホな後継者しか育てられず、そのまま放置してる王家なんぞ滅ぼしてしまえ」と

    王家の嫁を出せるレベルの家なんて、だいたい公爵家だったりするわけですよ
    公爵家って、開祖が王の兄弟だったり、王女が嫁いだり、王家の分家みたいなものなわけですよ
    王家に後継者が生まれなければ、公爵家から次の王を選ぶわけですよ

    だから、本家が愚かであるなら分家が責任持って滅ぼせと思うのです
    クーデター起こして国家運営できるだけの力があるはずなんです

    この作品の王家も、婚約破棄に留まらず義妹をボコボコにした王太子と、それ以外も丸ごとお馬鹿王家です

    ・病が流行した時に特効薬を独占しようとして
    ・良識ある公爵家の人が、民に薬を分け与えて人気急上昇
    ・それを真似て人気取りしようとした他の王子たちは、病にかからないように特効薬を予防のために飲んだら
    ・健康体には強すぎた薬のせいで死んでしまい
    ・幼かった末っ子王子だけが残り、甘やかされた王太子の出来上がり
    ・王太子から申し出たにも関わらず、王は公爵家の人気が欲しくて婚約破棄をゴネる

    という愚行に次ぐ愚行な王家に怒った兄さま公爵と義姉さま
    王太子を潰しつつ、こんなアホな国からは独立を宣言します

    本音を言えばクーデター起こして完膚なきまでに王家を滅ぼしてほしいけど、後継者がアレしかいない上に筆頭貴族がいなくなったので、放置していても滅びそう

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    元夫が意味不明すぎる

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    元夫は学生時代からオリビアが好きでした
    元夫が戦場に何年も出ていてオリビアを放置したのはオリビアと結婚するためでした

    というのが後々判明するのですが…
    それなら自分が不在でもオリビアを守る方法を考えるべきでしたよねと

    自分の母親たちが気に入らない嫁をどう扱うか分からなかったはずないよね?
    仮にそこまで思い至らなくても、手紙で助けを求めたオリビアに「母たちの言う事をよく聞いて揉め事を起こすな」としか返さなかったよね?

    そしてオリビアが記憶している1回目の人生は
    子供を産んでもモンスター姑たちにほぼ奪われた状態で、
    母親の悪口を吹き込まれた子供は「お母さま嫌い、おばあさまたちが好き」と言うまでになる
    そして夫はそんな状態を放置して、オリビアが望まない夫婦の営みを強制する

    愛の有無なんてもはや関係ない、とんでもない毒夫にしか見えないのですよ
    逆に愛を持っての行動である方が恐ろしいのですよ…

    オリビアと離婚、オリビアが再婚、というところで急に行動力発揮して
    「当主のハンコを勝手に使って離婚書類作りました」の罪で母親たちを投獄しちゃうし、
    オリビアがお披露目される会に乗り込んで「妻よー」とか「妻を奪い返す」とか言っちゃうし

    行動がなんもかんも遅いわー
    奪い返すってモノじゃないわー

    深い深い事情があっても許される事じゃないけど、何の事情もなかったら元夫はただのバカになってしまうけど大丈夫か??と

    • 16
  7. 評価:4.000 4.0

    メインの2人は良いのに

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    長年争ってた
    魔法大国の将軍と、戦場にも出る剣の国の姫が
    政略結婚します!って話なんですが

    貴族的なお話なので姫の方が嫁ぐのは仕方ないかもしれないけどさ
    それにしても魔法大国の人間たちが自分勝手すぎない?と

    魔法の国が崩壊寸前になったので終戦、剣の国に保護を求めてきた
    剣の国はいずれ魔法の力を自国でも活用したい思惑もあり、姫を嫁がせて支援すると決める

    着飾ることにまるで興味がなく戦場で戦っていた長女と、年齢的に中学生くらいの双子の妹たち

    長女が妹たちを思って自分が行くと言うに決まっている、そう分かっていて長女に話をする王も非情だなと思いつつ、王族だから仕方ないことかなと納得できる

    でもさ、魔法の国が崩壊寸前なのは剣の国が攻撃した結果ではなく、自分らの実験というか魔法発動失敗のせいなんですよ

    読んでるかんじ、強大な魔法の力で周辺国に攻め込んでいて、
    それに剣の力のみで抗う剣の国という図式

    力で周りを征服してきたのも魔法の国なのに、力に溺れて自業自得で崩壊しそうになって恥知らずにも戦争してた相手に保護を求めて

    それでよくもまぁ、壊れかけた国に支援のために嫁いできてくれた姫に、化け物を見るような視線を送れますねとモヤる

    メインの2人が誠実であろうとしているだけに余計にね

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    恋愛というよりもサスペンス

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    「ようこそハリネズミの国へ」だったか、通称ハリネズなる乙女ゲームの世界に転生した話

    主人公の聖女ネルラ
    悪役令嬢ラビィ(漫画としてはこっちが主人公)

    どのルート進んでも鬱展開のほぼバッドエンド
    そもそも、ほとんどの攻略対象とは結ばれないという、トンデモ乙女ゲーム

    これまた設定だけが凝りに凝っていて、でも実際にプレイしててもほぼ関係してこない
    聖女がどうして聖女なのか、聖女が何をするのかすら謎だったりする

    悪役令嬢ラビィも、ゲームとしてはたぶんあまり出てこない(学園でクラスすら同じでないという)
    ゲームが始まるまでに、悪役令嬢の役割はほとんど終わっているというまさかの内容だったりする

    よくあるエセ聖女ではなく、本当に聖女なネルラ
    聖女は「隷従の魔法」という自分よりも魔力の低い人間を操る力を持つ(ゲームには出てこない)

    聖女とは名ばかりで、実はおっさんもいたという衝撃の事実も発覚する(ゲームには出てこない)
    聖女は平民からしか現れず、実は王家に都合よく人間を操るためのドレイのような存在

    平民出身のネルラが、貴族になるための踏み台にされたのが悪役令嬢ラビィ
    隷従の魔法をかけられ、メイドのネルラを強制的にイジメさせられる
    そこで健気に振る舞いラビィのことも見捨てない殊勝な少女としてラビィの家族に気に入られ、そのコネで貴族の養子にしてもらったネルラ

    この辺りまでで悪役としての役割がほぼ完了しているため、隷従の魔法がある日解けたラビィがわりと自由にしていてもネルラはあまり干渉してこない

    貴族の養子となったネルラが学園にやってくるあたりからゲームスタートぽいので、ここまでがすべて前日譚と設定のみの話
    ほぼ全ルート攻略対象と結ばれすらしないとか誰得のゲームなんだか笑

    恋愛要素はほぼ皆無に等しく、完全なるサスペンスだと思えばけっこう楽しい

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    悪役が本領発揮してから

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    最初は、うん、イマイチだけど…
    公爵令嬢や第七王子としてはぶっ飛んだ主人公サイドよりも
    悪役サイドのアホさ、無能さ、クズさ、更に上を行く支離滅裂っぷり、を楽しむ漫画だと思う
    悪役が本領発揮するあたりから面白くなるかと

    定番のバカ王太子からの婚約破棄〜だけど別にコッチも要らんからいいけど知らんよ?…みたいな始まり

    代わりに婚約させられた第七王子も正直イマイチ
    街の人からは王子様とかではなく「アシュトンさん」と呼ばれ慕われていて、冒険者としての腕も確かなようだけど…
    登場時のノリが「おめぇ強そうだな!オラわくわくしてきたぞ!」ってかんじで、王太子とは別の方向で、ないわーと

    遠路はるばる馬車に揺られてやってきた公爵令嬢に屋敷の門すら開かず雨の中長時間放置
    キレた令嬢が剣で勝負を挑むと乗ってくる…まではいいけど
    長旅の疲れ・スカート・ヒール・雨で濡れて冷えた状態、な令嬢を休ませるでも着替えさせるでもなく、手加減なしに不意打ちまでしてくる非紳士っぷり
    ヒールじゃ戦えないと裸足になって怪我してるのに止めない
    しかも令嬢が放った魔法で負けちゃうという情けなさ
    そこで「おもしれー女」が発動されて惚れるみたいだけど…ねぇ?

    公爵家って偉いじゃん?王家の分家みたいなものじゃん?
    王太子〜第七王子まで、こんな仕上がりな王家なんてクーデター起こして滅ぼしちゃえばいいのにと思ったりする
    ※そもそも王太子がアホみたいに金使いまくって、裕福な公爵家と結婚しないともう終わりだレベルの王家

    さらに最新の方の話を読むと、本気で王家滅びればいいのにって感想にしかならないエピソードも出てくる

    悪役はただ単にアホなのではなく、それなりの事情もあるが、だいたい全部「王家が悪い」に落ち着く

    単純なキャラクターに似合わず、意外とストーリーとしては練られていると思う

    • 3
  10. 評価:4.000 4.0

    ぶっ飛びすぎてて面白い

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    モカ: 箱入り(物理的)公爵令嬢
    サイフォン: 第二王子(腹黒い)

    幼少時はそつなく社交をこなしていたモカ、裏で大人が「出来すぎて気に入らない」的な陰口を叩く場に遭遇し、社交に出ないフツーの引きこもりに

    7歳の子供に魔法を授ける儀式のために久しぶりに外出
    トンデモ理由(服が黒くて地味)で平民だと決めつけてきた伯爵令嬢に絡まれる
    大事な本を取り上げられ、踏みつけられて完全に人間不信に
    その時に助けてくれたサイフォン王子になんとなく好意を抱く

    面白いもの好きを公言する王子に「箱入り」のまま成人式に出るというアプローチで、まんまと王子の興味を引き婚約の話が持ちかけられる
    宰相であるモカ父と、国王であるサイフォン父が、婚約させちゃおうと裏で手を組んでいたりもする

    箱はとんでもなく有能で、
    中は空調要らずの快適空間かつ、中の人間を健康に保つ機能つき(毒や病は無効、月単位で飲まず食わずで死なないレベル)
    ちっこい箱(飛行可能)で盗聴録画も可
    あらかじめ相手側にも箱を渡していれば、中に入れた手紙や品物を送ることも可
    しかも戦闘能力完備w

    サイフォンは腹黒丸出しでどうにも嫌い
    王族なら腹黒さも当然とはいえ
    困らせにきてる?利用されている?と相手にワザと感じさせてるのかってくらいに取り繕いもしなければ説明もない
    手紙のやり取りに使う裏紙で情報漏洩をし、気を利かせざるを得ないモカに不正を行う人間の調査をさせるところが1番イヤ
    こんな重要な事を「匂わせ」程度で気軽に押し付けるな!
    公にはできなくても、きちんと本人間で説明、依頼、合意の手順を踏めや!と

    サイフォンは今のところ王座に興味ないと発言しているが、第一王子派は暗殺とかしてくるし傀儡政治狙ってるので、たぶん王を目指す
    なによりモカの頭脳と箱をものにしたらどうあっても周りが放っておかない
    そうなるとモカ王妃も不可避になるw

    • 1

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています