3.0
非常に惜しい
無料23話まで
28話で完結、残り5話も読むつもりでいたけど
15話くらいまでは非常に良かった
話のテンポも良かったし、短くまとめるための駆け足〜ってかんじもしなかった
主人公2人のキャラも良い
義両親に結婚という形で売られそうになったクラリスは逞しく生活能力に溢れている令嬢
呪いのせいで小さくなってしまった皇子殿下も、力を発揮できない不自由さに葛藤しつつ、必要であれば子供としてあざとく振る舞うことを躊躇わない
16話あたりで、クラリスが殿下の呪いを解けるのは「解呪魔法を使う一族の末裔だから」と判明して
それまで元に戻れてたのは「無意識かつ不完全に魔法を発動してただけ」と…
元に戻る条件はなんだろうと、結構楽しく考えながら読んでたので、まずそこでプチガッカリだけど、プチレベル
「要は魔法なので魔法の先生を」って流れで現れた公爵令嬢アンジェリカが、とにかく、ウザい
・自分が到着する前に大量の本を読み終えて内容を完璧に覚えろと命令
・無理な読書をして睡眠不足のクラリスがよろけ、殿下が手を貸そうとしている間にどう見ても攻撃魔法を放つ
・「人を呼びつけておいて殿下の気を引こうなんて良いご身分ね」と嫉妬丸出し
・上手くできない人間は「頑張ってない・サボってる」と決めつけ
・「命懸けでやってみなさいよ」と危険な呪われたモンスター的なものが潜む穴に突き落として置き去りにして自分は帰宅
・その呪いは解いたけど、クラリスは死にかけた
これはもう殺じん未遂では
しかも魔法や呪いの知識を学ぶ場所でトップクラスの成績な公爵令嬢が知識を悪用する形での
「頭が良いゆえに周囲から浮いてしまった」って話してけど、だから何?と
好きな人の呪いを解ける唯一かもしれない人を本気で死ぬかもな状況に置くって、どう考えても頭悪いし
クラリスの義両親、殿下を殺害しようとした第一皇子、嫌な人間は悪役だけでお腹いっぱい
アンジェリカがあそこまで嫌な人間である必要性が見出せないけど、それを何の罰もなく許す主要キャラにまで嫌悪感を持ってしまう
残り5話を読むか悩みどころ
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1
呪われ皇子と暮らすことになりまして!