5.0
チートでもご都合主義でもない
・転生した元日本人です
・結婚前日に「真実の愛」を見つけたバカ男から婚約破棄されました
ここだけ見たらメチャクチャにテンプレのよくある話だけど、すごくよく練られた漫画だと思う
分類としては「本好きの下剋上」にちょっと近いかな?
おもしろくても設定の矛盾とか見つけるとすごく萎えるけど、読んだ範囲ではなかったと思う
転生前が開発者や技術者というわけではないので、便利家電の知識があっても地頭の発想力がなければチートはできない
だからって「超人的な頭の良さ」だけで解決もしていない
前世の知識を活かすために今世で学び続け、トライアンドエラーを繰り返して発明品を生み出している
商会の立ち上げや大量発注、貴族や騎士団との繋がりを得るまではトントン拍子ではあるけど
お父さんの人柄やダリヤ自身の実績に基づいた信用もあってこそでご都合主義だなぁ…とはならない
そして異世界ファンタジーでありながら、良い意味で話がぶっ飛びすぎていない
魔法や魔物がある世界なのに、起こる出来事は現実世界からは大きく外れていないから共感しやすいというか?
例えば婚約破棄男
バカはバカなんだけど、凄まじい大バカ者ではなく絶妙にリアルにいそうなクズ加減
彼女に対する劣等感から冷たくしたりはしないけど、彼女が輝かないように、自分を追い越して見えないように制限をかけつつ才能を微妙なラインで搾取していた
(目立つ髪色が嫌だ、自分に並びそうな背の高さが嫌だ、彼女の作品は自分の名前で出したい)
遠征や野営が多い騎士団、革靴をずっと履いているホワイトカラー的な職業の人まで水虫に悩まされてるとか笑
家族関係も、親が亡くなってから知らなかった顔を知るかんじとかリアルだったな
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魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~