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ヒロインであるティルダの王妃としてのプライドが凄いです。12歳で政略結婚させられるものの、肖像画が母親の若い時のものだったため、12歳のティルダを見て幼すぎると、期待を裏切られた王がから無視されて6年。
使用人も去り、食べ物や衣類等も滞る中、こっそりと王に自分の手の内の愛人を送り、領内の部族の力関係を操り、王に頼らず自分の力だけで生き抜く強かさ。
18歳になり、肖像画通りの美女になってからやっと再会した王に王妃としての子作りの義務を盾に迫られるのですが…。いくら王がそれまでの仕打ちを反省して謝っても、すんなり元サヤに収まるみたいなのは、ちょっと嫌だったかな。
隣国の頼りになる親戚の王子とうまく行って欲しかった気もします。
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王妃のプライド