5.0
私は結構好きな作品。無料分40話までです。今のところ転生ものではない。
銀髪のリン。お母さんは薄い色の金髪だった。お父さんはいない。
幼い頃にお母さんを亡くし1人になったリンは、ある親子の家でタダ働きを強いられ、ろくに食事もできない環境で生活を送っていた。成長して10歳くらいだったかな?、銀髪の少女を探しに来た連中に連れられ公爵家にやって来たリンは、公爵令嬢エリザベスの専属侍女となった。はじめは優しくお腹も満たされてよかったけど、リンが公爵家に連れてこられた理由はエリザベスの鬱憤を晴らす銀髪の少女が欲しかっただけだった。何故なら銀髪は皇族の証であり、エリザベスは当時の皇女と比べられることがあったようで気に入らない。それをリンでストレスを解消しようなんて魂胆だった。
毎日エリザベスに怯えるリンは庭園の片隅に行くことがあった。そこに公子マーチン坊ちゃんがいて、2人は気になる存在となっていく。
時が流れマーチンがアカデミー?だったかな?から帰ってくると、身体はたくましく成長してリンの気持ちは大きく募っていった。だけど一方でマーチンは妹エリザベスの出生の秘密について悩んでいて、帰って来てからは別館に引きこもり夜は貴族の令息令嬢を集めて酒を飲んだくれていた。この時のマーチンはただ大きくなっただけのポンコツ公子。リンを夜の別館に来るようにして、自分を慰めるためにリンを抱く。リンはエリザベスの止まない暴力にマーチンが癒しとなっていて、リンが不憫でならなかった。
ここからは物語の折り返しで今までとは違う状況に。リンはこれから新しい出会いや別れがやってくる。この長く辛い環境から抜け出し、安全でしあわなな未来が訪れることを願って、これから最後まで読み終えたい。
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侍女はもう彼を求めない