5.0
はじめの方は辛い辛い
子爵家の次女ルナティアは〃未来読み〃の能力がある。未来読み家系で、今は一族の中でルナティアただ1人とあって、家族や婚約者はルナティアに頼ることで成功していた。それなのに家族はルナティアを物のように扱い、1人惨めな思いをさせてるのに親姉弟は何とも思っていないのが許せない。むしろもっと教えろと当てにして、ルナティア自身がハッキリ言わないのもイライラした。
ただいい事ばかりではない。代償がある。
未来読みをするルナティアがその代償を五感で払う。使っているうちに五感が衰えてしまうとわかった。なのにどうしてそれを家族に言わないのか!!!!!私ならさっさと逃げるかキレるな。ルナティアの対応も悪いと思う。
我慢に我慢を積み重ね限界が来た時家を出た。もっと早く出ていたらと思うけど、それも運命。向かった先は残虐非道と恐れられてる侯爵ノクスに条件を付け花嫁にしてもらう。普通だったらどっかの子爵令嬢を簡単に信じ受け入れる事はまずないけど、未来読みは興味をそそるし、ノクス自身がルナティアを気に入ったんじゃないかな?代償のことは伏せて侯爵家の人間となる。
ノクスの役目は森?人里離れた森の中にあり、ある植物を探していた。それはとても重要な物で王子の命令によるものだった。そこでルナティアが一緒に探すことになるけど、一方でルナティア自身の為にもなる可能性があった。
人間の欲まみれが嫌になるけれど、侯爵や新しく出会った人たちがいい人で、ルナティアが悲観的にならず幸せでいられてよかった。
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消える私に夫の愛はいりません