4.0
なかなか幸せになれない…
幼い頃から酷い仕打ちに耐えながら健気に生きてきたヒロイン。
珍しい銀髪に目をつけられ、苛烈な令嬢の元へ侍女として奉公に出ることになるが、そこでの生活もやはり生半可なものではなく…
ツライし痛いことだらけなのに、「周りの人はいい人ばかり」というヒロインの健気さよ…苦しみばかりに目を向けず、日々の小さな喜びの上澄みをきちんと理解している姿がリアルに「優しい子だな…」と感じさせる。
坊ちゃまも理由があれど、若さもあって侍女の人生を大きく狂わせることになるところまで視野が持てなかったんだろう。
本当は両片思いなのにこんなに心の距離が空くものかと、ヤキモキしてしまう。
しかもヒロインが実は王族とな…?銀髪ってだけで確定?新たな属性に今後どう翻弄されていくのやら…
今までの苦労の分、どうか子供とはち切れんばかりの幸せ者になって欲しい。
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侍女はもう彼を求めない