ぜらniウムさんの投稿一覧

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191 - 200件目/全237件
  1. 評価:3.000 3.0

    無策で進む主人公

    小説世界への転送。ストーリーを知っているなら、もっと色々画策するのではないだろうか。
    ※まだ23話しか読んでいませんが…

    別に敵対人物を攻撃しろという意味では無く、
    現実世界に例えるなら、(離婚時に不備を責められないように)嫁として無難に家事をこなす一方で、
    離婚後を想定した人間関係を築く、資格試験を受ける 等 それなりに考えると思う。

    主人公ボンヤリし過ぎでは? ストーリーの重要部分に係るものでなくてもいいので、
    「こういう立場に置かれたら、こう動くよね」と納得できるエピソード欲しかったかな。

    スクロールで読むフルカラー漫画の中では、個性を感じる画風なので、
    この絵師さんで、別の作品読みたいかも。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    好き! ドラマ化はしないで!

    別にドラマ化の話があるわけじゃないけど、この目元の雰囲気とか映像化無理だから!

    著者は人間より妖怪の方により多くの時間と愛情をかけて描いている感じがする。
    ストーリーの組み立て方法にしても(以下は私の妄想です)

    ①描きたい妖怪を選ぶ
       ↓
    ②その妖怪に当てはまる人物像を考える(若い?中年?男?女?)
       ↓
    ③その人物の罪にふさわしい罪は何か?
       ↓
    ④その罪が暴かれるもっとも劇的な展開は?
       ↓
    ⑤それに主人公をどう絡ませる?

    という風だろうか。
    妖怪よりもやっぱ人間の方が怖いよね的な感想では無く、
    妖怪ものやっぱ好きだわ~の感じで読み進めたい。

    • 9
  3. 評価:5.000 5.0

    かわいい

    かわいい。
    揚げ物のお手伝いとか、けがを治した後とにかく褒められたくてついて回ったり…
    「出来る事」のレベルは違い過ぎるけど、やってることは小さい子供とおんなじ。
    この手のエピソードを漫画にすると、わざとらしくてあざとくなりがちだけど、その感じは無い。
    著者の人柄や表現方法の技術力か。
    子育て経験者なら「そう言えば、トイレにまでついてきてたなあ…」としみじみするかな。
    画風もいい感じにガサガサしてて好き。
    癒し。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    イラっとする理由

    著者の作品には周囲に迷惑をかけがちな女性キャラが登場する。

     動物のお医者さん…主人公の先輩、大学生
     おたんこナース…新人看護師
     チャンネルはそのまま!…新人記者
    彼ら(ふたりは社会人だが)は、未だ勉強中で、指導を受ける立場にある。
    本人たちもその自覚があり、時に納得できなくても、キッチリ叱られている。

    この「キッチリ叱られる」ことが非常に大切で、
    読者も「こんな子自分の周りにいたら大変だわ」と思いながらも、気持ちを落ちつかせることができる。
    クレームがある時、自分が怒るより強く、失敗した子の指導者(教師や上司)がその子を𠮟りつけたら、
    「まあ、まあ、そんなに怒らなくても。本人も反省してるようだし…」となる、アレだ。

    一方、本作の主人公は、物語の舞台である料理店のオーナーである。
    中身はともかく、一番偉い人である。
    オーナーよりお客様が偉いと思うのだが、そうは思っていないようである。

    読者がどんなにイラついても、「キッチリ叱られる」ことは無いのだ。
    これが「イラっとする理由」だと思う。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    SF苦手でも萩尾作品は別

    乗物・建物・文化等、想像しやすいほどよく未来。
    描かれているのは、植民地支配・選民思想・差別意識・民族紛争・権力闘争・縄張争い・故郷を追われた人々……
    それでも(それぞれが)何かを信じ、求めて生きていく姿。

    現実世界を舞台にすると、特定の国や地域や宗教など、いろいろと差しさわりがあるかもしれないが、
    SF世界にすると逆に言いたいこと(描きたいこと)言えるのかも。
    自分がこの世界に置かれたらどう動くか? と問いかけるのは、
    今この現実世界でどう動くのか? と問いかけるのと同じだろうか。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    半世紀前の作品、もはや古典の名作

    リアルタイムでは無いのですが、かなり以前に読んだこと有ります。
    それでも、イマドキの漫画とはかなりノリが異なるので、雰囲気に慣れるまで時間がかかります。

    まず絵柄は、デジタルでは無く、当然アナログですが、スクリーントーンさえほとんど使われていません。
    印刷でつぶれてしまうせいか、背景の書き込みも最小限度で、より人物に近づいた映像表現に感じます。

    特に人物像が、今とはだいぶ違います。
    「子供は子供」で、「大人は大人」です。
    誇張は有るでしょうが、少年たちはどこまでも少年で、騒がしく、無邪気で、悪気無く、それ故に残酷で…
    教師、校長先生、エーリクの弁護士、母の婚約者 等々
    大人たちは、いつでも子供たちを守り、導きたいと努めています。
    鞭で手をたたこうとする(多分当時でも)時代遅れの先生も登場しますが、彼でさえ、生徒の事は心配しています。
     ※ユーリの祖母は例外

    あらすじを表現するのは難しいです。「BL」というとなんか違います。
    何とも比べようも無い、あの年代特有の「少年」の「愛」です。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    自分と正反対、だから楽しい

    女性は、金銭的に裕福で、美人で、才能が有って、気が強い。男性は美形でチャーミング。

    著者の描く女性キャラクターは、一部(砂の城:ナタリーなど)を除き、大人しくても気は強い。
    言いたいことは言うし、欲しいものは取りに行く。

    どのキャラクターも魅力的。
    女子高生の二人が成長していくのはもちろんだが、
    主人公の叔母?も「見かけだけ」から「実力派」へと変身する。
    彼女のマネージャーも強く賢く、職場にいてほしいタイプ。
    主人公が好きになる男の子もライバルをはじめ、周囲からの刺激を受けて、カッコ悪い思いもしながら、
    イイ男に近づいていく。
    映画監督も、チャラい小説家も、見た目に似合わぬ一面を見せてくれる。
    主役の男の子の母親は、もっと出番が欲しいくらい「美人で、才能が有って、気が強い。」
    これこそは、一条作品のキャラクターと言える人物。

    自分とは正反対、だから読んでて楽しい。
    これって、男子が「強い主人公が次々敵キャラを倒していくバトル漫画」が好きなのと同じなのかな?
    自分を重ねることなく、思いっきりヒトゴトだから楽しい。これだから、少女漫画はいくつになってもやめられない。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    似鳥ユキエは実在する

    漫画だからと安心してはいけない。 似鳥ユキエは実在する。
    知人の看護師(複数)から直接聞いた失敗談には、もっとエグイのがあった。

    とは言え、心の内をさらけ出すのは漫画だから表現できることで、
    実際は口にも顔にも出さずに(ましてや手も出さずに)看護師さん達は我慢しているのだ。

    主人公の行動を見ている分には笑えるのだが(あくまで他人事でかつ漫画だから)、
    患者を中心に目を移すと、途端に切なくなる。
    ある程度の年齢になると、自分や身の回りの誰かと重ねてしまうせいだろうか。

    似鳥ユキエが実在するとして、製昨年代を考えると、今頃彼女も50代。
    婦長さんになっているのだろうか?
    ……ちょっと怖い。

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  9. 評価:5.000 5.0

    意味を求めちゃダメ

    全力で、真面目に、ふざけてる、作品です。

    この作者さんは「パトレイバー」で超メジャーになったと思いますが、
    この作品はいい意味で「プロっぽくない」「同人誌的」「部活のノリ」が感じられます。

    世の中に受けるかどうかじゃなく、自分が面白いと思うかどうかで描いてるというか。
    (勿論読者を置き去りに、独りよがりで描いてるわけではありません。念のため。)

    「パトレイバー」のメカニックやバトル部分より、『閑話休題』部分が好きだった人にはおすすめです。
    自転車・掃除機・炊飯器・野球のバットやグローブ…周りにあるもの全てで遊んでる。
    怒られそうなこと、考えつくこと迷わず描いてる感じです。
    部活を中心とした学校行事を色々取り上げているので、自分の生活と比べてそのばかばかしさが一層際立ちます。

    意味を求めないで、ただただ読んでる時間を楽しんでください。

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  10. 評価:5.000 5.0

    タグにある通り「キャラが魅力的」

    これは番外編ですが、十分楽しめます。
    本編は、歴史的な出来事や人物が多数描かれているため、何の予備知識なしに楽しめるこちらの方が、むしろおすすめかも。

    人物の書き分けも素晴らしく、衣装だけでなく、顔の造作も地位や性格を表現しているのはさすがです。
    美しい人は男女関わらずあくまで美しく、可愛らしい人は可愛く可愛く。
    お姫様の塗り絵が大好きだった元女の子なら、無理なく楽しめる木原ワールドです。

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