赤い雲さんの投稿一覧

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31 - 40件目/全80件
  1. 評価:5.000 5.0

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    試し読み、物凄いところで切るなあ笑 旬の漫画は映画化やアニメ化記念と称して、なんなら最新話直前まで無料で読ませるのに、これは凄い。誰も続きが気にならないとこでブッタ切り。めちゃコミックのセンスが光るなあ。
    さて、もちろん名作です。少年漫画界の金字塔。誠くんはまさに主人公、ワルの魅力プンプンのかっこよさ。愛ちゃんはこれぞヒロイン。可愛くて清楚なお嬢さま。岩清水くんの名台詞が似つかわしい女の子。裏番はってる影の支配者がまたカッコいいんです。また、とある男子の葛藤が深い。「自分はなぜ彼女を好きになったのだろうか?」彼女の容貌に惹かれてたから?ならばその容貌が失われた今は? その男子はあまり物事を深く考えない、粗野なタイプの人間なのですが、憧れの人が顔を怪我してしまったことで、ものすごく懊悩するんですね。どう見ても外見ゴリラなんですけど、頭は悪いんですけど、こんなことでアイデンティティの崩壊寸前まで悩むというのは、彼はとても誠実で真摯な男なんじゃないかと。その描き方が良かった。たとえば誠くんと愛ちゃんはお似合いのイケメン美女カップルなんですけど、仮にどちらかの容貌が損なわれても、きっとどちらもこの男子が抱いたような悩みは発生しない。決してそんなことで相手への思いがブレることはない。
    大人になってから読むと若い頃とは違うものが色々インスパイアされてしまいます。さすがは漫画界にその名を残す名作漫画ですね。

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  2. 評価:5.000 5.0

    話題なので読んでみた

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    俗に「犬馬は難し魑魅は易し」という。見たことがないモノは誰にでも描けるが、犬や馬などどこにでもいる普通のものは絵に描くとごまかしがきかないので描くのが難しい、という中国の故事。虎の絵を見て、画力がある漫画家さんだな、さすがジャンプだな、と思いました。
    夢をもう半分諦めているオッサン主人公が隊員目指して頑張るお話?でもあまりオッサンに魅力がないけど、隠れた才能でもあるのか?この新人と組むと変わるのか…と、思いきや。
    怪獣に変身した直後から、別の作品かと思うくらい、面白い!
    怪獣っぷりと動転ぶりが、いちいち可愛い。
    「もうお嫁に行けない!」最高。
    コレ最後まで元に戻れないのか、怪獣として生きてくのかどうするんだ、あ、元に戻れはするのか…とちょっとだけがっかりした。怪獣でいる方が100倍面白いんだけど。自分が怪獣なのバレないように怪獣を倒していく、ハラハラドキドキの展開が待つわけね。変身モノの王道ですね。

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  3. 評価:5.000 5.0

    姪っ子が高校時代どハマりしてました

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    最後の方、本当にヤバいのはマナを中心としたいじめっこメンバーでも、マナの彼氏や半グレメンバーでもなくて、「そいつら」ってところの描写がなかなか深いな、と思いました。
    セオリー通りの、悪いヤツの所業がバレてスッとするそんなカタルシスは描かれません。「そいつら」が手にしたケータイが人間の闇そのものだと思います。
    たとえばマナ個人ひとりだけ見れば、非常にマナは「わかりやすい」悪なんだよね。でも、「そいつら」は、一応、悪ではない、でも、善でもない。
    「日和見菌」の話を思い出したわ。
    人間に棲みついてる腸内細菌て、大体「善玉菌2割:悪玉菌1割:日和見菌7割」の比率なんだと。宿主(人間)が食べたものによって、善玉と悪玉の勢力バランスが左右され、圧倒的多数の日和見菌(そもそもは毒にも薬にもならない、ただ腸にいるだけで何もしない菌)はその時その時でより優勢な方の味方をするらしい。その時の腸内に、身体に良い乳酸菌の数が多ければ日和見菌は乳酸菌の活性化に力を貸すので、腸はより健康的な状態へ向かう。逆に肉類ばかり食べて食物繊維を全く取らないと、ウエルシュ菌などの悪玉菌が悪臭を生む働きなどに加担し、腸内はどんどん不健康へと向かう。
    どちらが有利かをその場その場で判断し、臨機応変で善にも悪にも転ぶ。
    細菌に、人間のような理性や信念や善意はない。
    生き残るための本能と戦略、取捨選択だけがある。
    長いものに巻かれろ。
    見て見ぬふりをしろ。
    誘われたら同調して楽しめ。
    自分が殺されないように。

    菌ではなく、人間として、明確な意思と知恵と自立心を持たない限り、悪臭を放ち続けるその場所が決して健康になることはない。

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  4. 評価:5.000 5.0

    ボケ役とツッコミ役が完璧

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    表紙が物凄くBLぽい笑 四畳半で2人暮らしってのもBLぽい笑 しかし、中身は血で血を洗う格闘技漫画でもBLでもなく、普通の人情味あふれるギャグ漫画です。ガイアが「今日もおキレイですね」って大家さんに言うとこ好き。徹頭徹尾、シコルが完全にガイアの掌で転がされてるのが好き。

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  5. 評価:5.000 5.0

    どんどん頭に入る

    医学書や教科書では何一つ全く頭に入ってこない細胞名やその役割が、なんの苦労もなく自然に記憶できちゃう凄い漫画!絵がきれい!画力が高い!おもしろく読みやすく可愛い!深夜のアニメから先に見たのですが、この漫画のタッチをとても忠実に再現していますね。

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  6. 評価:5.000 5.0

    高校生の時クラスで回し読みしたなあ

    古いSF映画「サイレント・ランニング」を見た時に、あれ?もしかしてこの漫画の元ネタのひとつはこれ?と思った。宇宙の闇に囲まれたテラリウム、そしてその中でただ1人、植物を育て続ける男の姿…お、これは、と。
    さてこの漫画といえば、20年前にラーメンズのコントにもこのマンガが出てきたくらいの有名な代物である。(小林賢太郎演じる生物教師の授業中、生徒が教科書に隠れてこの漫画を読んでいるのを見つける。「なんだこれは!ぼ…くの、地球…を守って…?」生徒を叱って取り上げるんだけど、ばらっと中身を読んで先生思わず吹き出す、みたいなひとコマでした)
    モクレンがまっぱで走り回ってるとこが一番強烈に残ってるな。コレ、異星人の価値観というか文化というか宗教上の理由による裸だから何とも言えんけど、かなりインパクトあった。たとえ一定期間でも、素っ裸の人体をメインキャラで描き通すのは画力がないと絶対にできないし、斬新だった。一応少女漫画なので、若い女性のオールヌードそのものにエロさは無かった。

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  7. 評価:5.000 5.0

    ヤマザキマリさんは蕪村言うところの「しほからい(涙の味)」が、作品の深い深いところで、地下水のように流れている作家さんだ。それが最もよくあらわされているのが、本作品であろう。瞳の奥に軽やかな翼で羽ばたく夢を持ちながら、その上に重くのしかかる諦めの色を宿した、高校生の主人公。自分の生き方を貫き通すため、子どもたちに寂しい思いをさせてしまう母親。毎日2人で遊びながら母親の遅い帰りを待つ姉妹。姉妹を見守り、そして心配する人々。誰が良いとか悪いとかでは、無いのだ。皆最善を尽くして日々を精一杯に生きている。時折涙が出てしまうのは、彼らが報われないからではない。それはいつ報われるのか、どんな形でなのか、今はそれが誰にもわからなくて、不安になってしまうからだ。優しくて、そして寂しい風が吹く野原で遊ぶ子どもたちがとても美しい。

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  8. 評価:5.000 5.0

    花山薫の青春

    「しかしだ」
    九九が覚えられない時も、通知表に「5」が無いと責められても、花山薫はカッコいい。メガネ男子なとこも、カッコいい。部屋がピッチピチなのもカッコいい。花山薫は常に、カッコいい。

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  9. 評価:5.000 5.0

    ステキな19歳のステゴロさん

    正直、刃牙より好きかもしれない。お洋服のセンスが信じられないくらい悪趣味で好き。特に靴、もう、どこで売ってるのこんなの。「花火」の回、気持ちはわかります、わかりますが、やっちゃダメだろコレは。はあ。花山薫、大好き❤️

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  10. 評価:5.000 5.0

    そういう星の下に生まれたマリさん

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    ヤマザキマリさんの「リスボン日記」で、お姑さんのヤバさの片鱗はうっすら感じていたが、これもなかなか。そう、全く意図しないのに、マンガのネタになっちゃう家に嫁いだのって、マリさんご引き寄せだとしか思えない運命を感じる。マリさんの今の夫さんに出会うまでの人生も波瀾万丈というか激しすぎるから、なまじ耐性があるから我慢できちゃうんだね。「結婚だけでいいの?他には?」がありえないくらい切羽詰まった感じで良かった。

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