5.0
自分なりの解釈をして納得
無料分の70話迄読み終えて
前の話の中で生まれた疑問点を私なりに考えてみました
「血清」は血液を固まらせる成分を取り除いたものなので固まりません
「血清」が解毒する作用の事を「抗原抗体反応」と言います
その「血清」を利用する事により「人間への衝動」問題が解決するのです
何故なら、獣人が「人間への衝動」を起こす原因が「人間の血液」、つまりこれが毒
獣人の体内に異物である「人間の血」が入った時「人間への衝動」が起きるので
あらかじめその毒に対抗出来る「血清」=「抗体」を事前に作成する事により
無毒化が可能になり問題が解決するのです
人間の血液の混入した三太の血液には「抗体」が既に出来ているので
それを採取して分離すれば「血清」が完成します
更に、採取された「血清」は病気の指標にもなります
「血清」の主成分アルブミンとグロブリンの2つの成分の値を計測する事により
体の異変が分かり、そこから「抑制薬」の完成へとたどりつけた
そう考えると、あっという間に、たった1話で突然問題解決したかのように感じ
違和感を抱いた人もいるかもしれませんが
そうではないと考えられます
話の中で宗伯が紗枝に語っている事が、まさにその通りなのです
紗枝を襲った犯人ではありますが、三太の血液があったればこそで
そしてそこに、医師の専門知識と紗枝の医療器具の力も加わり
急速に問題解決へと導けたのだと思います
勿論、宗伯が長年研究してきた日々が軸になってる事は
言うまでもありません
宗伯の苦労と努力がやっと実を結び幸せへたどり着けました
後は時間をかけて治験して安全性を証明していくのみ
本当に本当に良かったです
そして、紗枝のように純粋な心と思い遣りを忘れず生きていけば
人生のあらゆる不幸さえも幸せに変えてゆける力となる
そんな生きる上で大切な事を教わった気がします
私も、紗枝のもつ前向き精神を見習って
今後の人生をプラスに変えてゆければと思いました
よかったね二人共、本当におめでとう
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白狼の妻