3.0
能力、目や肌の色等、人種差別は許せない
主人公セーラの母は産後すぐに亡くなり、伯爵の父と継母、弟と暮らしていました
しかし、前妻の子、魔力とオッドアイ(虹彩異色症)である事で嫌われ
7歳から牢屋で育ち3年後の10歳で「死の商人」に売られます
出身国リリヴェラの王が魔女狩りをする程魔法嫌いだった事が最大の原因で理由
しかも魔女が嫌いなくせに、戦争にその力を利用するという酷い王です
魔法で人のケガを癒し、人の命を救い憎まれる、勿論そんな国は敗戦します
この気味悪がられた先天的オッドアイは肌と同じで両目のメラニン色素の量の違いだけ
ただの特徴で病気ではありません、知識がないとは本当に悲しい事です
しかし今もアルビノの方など、一部地域では迷信により命を落とす事件があります
正しい知識をもって、迷信で人を虐げる事がなくなる世界の到来を願います
移住先のセルヴィスでは、魔法使いは薬・魔法学・占いなど立派な職業があり
生まれてくる国を間違えたのではと思いますが
結婚後暮らす国がこんな国でよかったと考えなおしました
セーラ自身は牢屋で育ったくらいなので魔法以外の知識がなく
逆にそれが純粋な心を育んでいる事がGood
ライバルレイナ・ロワール伯爵令嬢の嫌がらせに頬のキスで返す出来事を見て
これから出会う人々がこの無垢な心に触れれば、どんどん味方が増える思えました
ただ例外はアルバートの兄ウエルナーと、美味しい土産でメイドを懐柔する手先ライナー
弟に家を押し付けて口だけ出すとか、攫うとか信じられません
ウエルナーの心のトラウマの魔女は別人、一緒にしないで欲しい
魔女優遇のこの国じゃなく、逆にリリヴェラに住むべきだと思う
そちらで魔女への妄執を極めたらいかがでしょうか
セーラの悲しい人生を見ていると、小公女のセーラ・クルーを思い出しますが
小公女のセーラも幸せになれるので、ここのセーラも幸せになって欲しい
とにかく、魔女狩りでジャンヌ・ダルクのように火あぶりになってない
今、命があり生きている事がめっけもんです、頑張って!!
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これから幸せになります! 虐げられ令嬢ですが敵対国の公爵様に何故か溺愛されてます