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子供を大切にする原点を学べた
主人公「ビアンカ・ド・アルノー」の名前の「ド(de)」という前置詞から
国の設定が、今のフランス近辺ではと憶測して考えてみました
フランスには日本のような「戸籍制度」がない為、市役所で発行される
「出生証明書」が個々の身分を証明する重要な書類になります
そして、いかなる理由があろうとも無料で出産出来る「匿名出産」という
子供を保護する制度があり、生まれてから行政が仮の書類を発行する事で
「国の子」として大切に大切に育てられるのです
その後養子縁組が整い次第、正式な「出生証明書」が作られます
フランスはフランス革命の4年後に、少子高齢化時代の到来を予想したかのごとく
人類の未来を守り安心して出産出来る、素晴らしい制度を法律で規定しました
そう考えながらこの物語を読み進めると
愛する人を失ったザカリーの哀しみの姿が心を深くえぐり
主人公ビアンカの死や、描かれている多くの女性達の死を知る事で
沢山の女性、母の命が生み出した法律なのだと、原点の1つと思え
歴史には時代を動かす起因になる力があるのだとの学びも得ましたし
漫画から色々な世界史・時代背景などに興味を持てた事自体、漫画にも感謝です
そういう時代で仕方ないのですが、ビアンカが女の子1人でとても残念
ビアンカそっくりな女の子を期待していましたが
お転婆で男の子みたいなお父さんそっくりの子に思えるので
どうせならザカリーにそっくりなモテモテ男の子を見たかったです。
ポイント購入もしたけど、沢山の無料分を使い116話迄楽しめました
ビアンカが大好きなので、ビアンカとザカリーが中心の話は読めてもう満足です
めちゃこみ様に大感謝です、とても面白かった、ありがとうございました
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結婚商売