もともとエリートで有能だけど、仕事も政治的関心も、そう熱心ではなかった騎士団長が、コンドゥのためにあからさまな擁護や根回ししてるんだもん。
コンドゥの立ち位置も聖女のおまけではなくなった今、宰相の無茶振りというより政治的配慮は強いんだろうな。
そういう部分は、合理的で大人な判断を下すコンドゥと宰相に対し、騎士団長はお子様な対応になるよね。
ただ、コンドゥは仕事の名のもとには、自分のことを労ったり振り返ったりしない人だから、アレシュ様の心配と苛立ちももっともなんだよね。
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異世界の沙汰は社畜次第
050話
第22話(1)