5.0
すごく面白いです
フィギュアスケーターにとって「全日本選手権」は、高校球児にとっての甲子園のようなものだ。だがフィギュア大国の日本では、それが世界上位クラスの選手たちが競うい合う世界レベルの大会になってしまっていた。中学生からスケートを始め、経済的な理由からクラブに入れず、20歳になってやっと「アイスダンス」に活路を見つけ、頑張ってきた路司も26歳になった。アイスショーのオーディションにも落ち続けてフリーターをしていたが、かつてペアを組んで全日本にも出た瞳から、彼女が所属するクラブのコーチにならないかと誘われる。そこで先日見かけていた、独学でスケートを学んでいる、いのりという少女と再会する。いのりの母親は彼女の才能を見限っていたが、リンクの上でのいのりの姿を見た路司は、「自分がいのりを全日本級の選手にしてみせる」と啖呵を切ってしまい……。「リンクへの執念」を持つ二人がタッグを組んだ瞬間だった。
-
2









メダリスト