5.0
笑いながら、そして泣きながら読む感動作
宮崎県の片隅で伸び伸びと育った明子は、時分の絵の才能を信じ込んでいて、少女漫画家になることを夢見ていた。美大に入り在学中に漫画家デビューするという無謀な計画を立てて、高3で「日高絵画教室」の美大進学コースに入る。講師の日高先生にそれまでの自信や自惚れを粉々にされて、一からスパルタ教育を受けることになる。厳しくも優しい先生とお調子者の明子が、反発しながら美大を目指す。著者が恩師との出会いから美大に入り、人気漫画家になるまでを描く自伝的作品。先生に語り掛けながら現在に至るまでがセキララに描かれていて、突然ブチかまされてくるギャグのような展開に笑いながら…そして泣きながら読む感動作。
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かくかくしかじか