5.0
ディストピアSFもの
夭折したSF作家の同名小説のコミカライズ作品。「大災禍」と呼ばれる混沌から復興後、反動から極端な健康志向と調和を重んじる社会となるが、それに息苦しさを感じていた女子高生、トアン、ミァハ、キアンの突発的行動から始まる物語。善意によって作られた健康的で福祉的な管理社会を舞台にした、ある意味ディストピアSFもの。
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夭折したSF作家の同名小説のコミカライズ作品。「大災禍」と呼ばれる混沌から復興後、反動から極端な健康志向と調和を重んじる社会となるが、それに息苦しさを感じていた女子高生、トアン、ミァハ、キアンの突発的行動から始まる物語。善意によって作られた健康的で福祉的な管理社会を舞台にした、ある意味ディストピアSFもの。
SNS上で使われている「世界線」という言葉が、この「シュタインゲイト」が由来なのだとわかって、かなりスッキリした。本来は相対性理論などで使われる物理用語だったのが、ここから「パラレルワールド」の意味で使われ出したようだ。この物語を楽しめるかどうかは、「シュタインゲート」の世界を楽しめるかどうかなので、入れない人にはシンドイかもしれない。
倫太郎が天才少女のクリスに出会い、人の記憶を過去の自分に届けるという(ある意味トンデモナイ発明である)タイムリープを完成させるが、過去の改変による惨劇を何度やり直しても避けられない。ここからが本作で、アリスのいない世界を諦めきれない倫太郎は、β世界線に戻り、アリスの記憶をベースにした人工知能「アマデウス」のテスターとなり、アリスと交流することになって……。
長身にコンプレックスを持つ女子大生の香蓮は、友人の勧めでPRGゲームを始める。荒廃した世界で銃器をで戦うゲームで、小柄で可愛いアバターを手に入れ、プレーヤー名をレンとして、縁のなかった銃器の世界ガンゴイル・オンラインへ足を踏み入れる。真面目な香蓮は、コツコツとミッションをこなしていくうちに、「ピンクの悪魔」と言われるほどの凄腕プレーヤーになっていく。「ソードアートオンライン」の「ファントムバレット編」のスピンオフ作品。キャラクターたちが、ゲームに嵌っていくのがわかる、臨場感のあるゲームの世界が魅力的です。
あの「ハガレン」の作者さまによる、農家エッセイ漫画です。北海道、十勝で酪農と畑作を営む農家に生まれた作者の、農業高校卒業から漫画家になるまでの7年間が、担当編集者のイシイ嬢と対談する体裁で描かれています。北海道の農業、酪農事情がセキララに語られていて、驚くやら面白いやら…でした。子ども時代の思い出から現在の荒川農園の様子まで内容は幅広いです。作者や両親や姉弟は牛人間として、甥や姪や友人や編集者の多くは人間の姿で描かれているのも面白い。ああ、農家のみなさま、知らずに勝手なことばかり言ってごめんなさい(という気持ちにきっとなります)
「タラレバ娘」終了後も編集部に届き続ける相談の手紙に応えて、タラちゃんとレバちゃんが的確なアドバイスをしてくれます。アキコ先生のツッコミの毒舌が面白くて…いいです。タラちゃんとレバちゃんの小ネタもグッドです。
小6にして身長163センチのスレンダーな体型で顔も可愛い、ユカちゃんの将来の夢はスーパーモデル。黙っていれば、とても小学生には見えない。純粋すぎるところがあり、精神年齢は6歳…。おしゃれが大好きで、他人の恋愛にも首をつっこむのが大好きなユカちゃんが、周囲を巻き込んで起こす騒動が描かれたラブコメディ。ユカちゃんのファッションがどれも可愛らしくて素敵です。
「タラレバ娘」の続編です。続編、きました~! 倫子はキーのいない無聊を慰めながら相変わらずの生活を送っていたが、なんと香が突然飲みの席で、結婚宣言をブチかまし……。やはり幼馴染は間違いないっ。地に足を付け、周囲を見渡してみるとちゃんといたんです。同窓会(今回は恩師の葬式だったけど)あるある健在なり、侮るべからず。りょうのオリジナルモデル(童顔、タレ目、小柄でカワイイ系)は、幼馴染のゆうちゃん説はすごい納得感有り。挙式は(ハワイではなく!)埼玉の
結婚式場(親戚の勤務先で社員割引アリ)で半年後に。ブライズメイドを務めることになった倫子と小雪だったが……。
間違いなく面白いです。
作者の着物好きは有名ですが、作者の着物愛が詰まった作品です。私も気も好きなので、丁寧に描き込まれた着物を見るだけで満たされました。さとりちゃんが着物に嵌っていく過程で、着物の基礎知識や決まり事などが折に触れ描かれているので、着物初心者さんにも参考になると思います。銀太郎さんの過去の話…恋が匂わされているのも良かったです。
あの名将、上杉謙信が女性であったという説を題材にした、作者初の歴史漫画。「ワープゾーン」→歴史が苦手の人向けの雑談を交えた簡易な説明が楽しい。長尾家の次女として生まれた虎千代(通称は虎)を父は姫武将として育てることにし、男子と同様の武芸と学問を授ける。18歳年上の兄は病弱で戦よりも鼓を打つことを好む優しい性格。虎千代は兄を烏帽子親として元服し、景虎と名乗り、初陣も飾る。虎はあくまで兄の右腕として戦っているつもりだったが、周囲はそうは思ってくれず、兄との(派閥)対立が深まっていってしまい……。
林真理子の2冊の小説をコミカライズした作品。38歳の独身編集者で10年ものの不倫を拗らせている、いづみが出会ったのは、忖度無しの毒舌で人の心をグサグサと刺す嵐のようなアラ還の名古屋マダムだった。彼女は、東京は恵比寿で超人気美容クリニックを経営する「美のスーパードクター」中島ハルコ。政財界からも一目置かれるスーパーレディー。いつの間にか彼女の舎弟のようになっていたいづみ。ハルコに振り回されながら、いづみの人生はどんどん上向いていく。
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