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11 - 20件目/全63件
  1. 評価:5.000 5.0

    みんな違ってみんないい、癒される!

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     この作品は、二年前に事故で両親を亡くした柚木さんちの四兄弟のお話。
     長男の隼、次男の尊、三男の湊、四男の岳の四兄弟は、それぞれ個性が異なり、それぞれの良さがあるのだ。
     隼は、高校教師をしながら母親代わりとなり家事全般をこなしていて真面目で誠実。 4月生まれの尊と3月生まれの湊は年子の中学一年生で同じ学年なのだが、見た目も性格も全然異なる。尊は、背が高くイケメンで、秀才で、常に泰然自若でクールで大人びている。 湊は、背が低く明るくやんちゃでわんぱく、猪突猛進な自由人で一番子供らしい。 末っ子の岳は、小学一年生なのだが、達観しているような感じで落ち着いていて、わがままを言わないで我慢強く、お向かいのお爺さんとは将棋仲間で一番の親友で、時代劇が好きで渋い趣きがあって、お父さん感が漂う。

     四兄弟みんなに共通しているのは、家族想いで正義感があり健気で誰かの役に立ちたいという気持ちが強く、困った時には心寄り添う優しさが溢れているところである。

     湊と幼馴染の宇多のエピソードが好きだ。初めての彼氏が出来たけど違和感を感じて悩む宇多に対して、かけてあげた湊のセリフが素敵。『人を好きになるって、ありのままのそいつを好きになるってこと。 お前のことちゃんと見てねえやつのことなんかに振り回されるな!宇多は宇多なんだから!』うん、これには痺れてしまった。湊は、格好良いよ!

     ほっこりとした柚木さんちの日常の中にも、時折ささやかな事件が起きるけれど、みんなで心寄り添い支え合って、ともに乗り越えていくさまが素晴らしい。                                                                                         とにかく、ありのままでいいのだ、みんな違ってみんないい、それぞれのキャラが全て魅力的で癒される。
    柚木さんちの四兄弟をずっと応援していきたい!!

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    言葉足らずの二人がもどかしい!

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     この作品は、女子大生の凜花と元伝説級のホスト(現ホストクラブのオーナー)の彩虎の二人のピュアラブストーリー。
     凜花は初恋の大好きな彩虎と交際ゼロ日で結婚した。入籍して二週間経っても、夫の彩虎はキスすらしてくれないのが悩み。 凜花は、彩虎が亡き父に頼まれて好きでもないのに仕方なく自分と結婚したのだろう、と勘違いしている。
     彩虎は、親の愛情を知らないでグレていたところを凜花の父親(元ホストクラブのオーナー)に拾われて救われて面倒を見てもらい、ホストの頂点へと導いてもらった。亡くなる前の凜花の父親が彩虎に「凜花を頼む」と託していたのは事実であるが、真実のところ、彩虎はずっと凜花を心から愛していたのである。
     彩虎は、凜花への想いは自分の一方的な片想いなのだと勘違いしていた。溺愛するあまり、大切にしたい気持ちが強く、凜花を傷つけないようにと、触れることを避けていたのだ。 つまり、二人は愛し合っている両片想いで、二人とも純真過ぎて不器用で言葉足らずが故に、想いがチグハグ交差して拗れていたのだ。
     凜花は、大好きな彩虎を自由にしてあげよう、と思って、彩虎と初めてのキスが出来たら離婚しよう、と決意する。
     キスをするという悲願を達成して、離婚届けを置いて家を出た凜花は、幼馴染のあかねと一緒に気分転換をしに温泉旅館へ行く。
     彩虎は凜花を追って温泉旅館へと向かうが、、、
    さて、二人はどうなるのか!?

    そもそも彩虎が「 好きだよ。」と、素直にひと言、結婚する前にハッキリ告白しなかったのが悪い!
     確かに、「 私のこと、どう思っているの?」と彩虎に気持ちを問いただすことをしないで、ウジウジしてネガティブ思考の沼にハマってしまう凜花も大概だけど。  拒まれるのを怖がって逃げるだけじゃ、駄目だよね。凜花はもっと心を強くして逞しくなって欲しい。夫の彩虎は超イケメンのモテ男なのだから、メンタル強くないと大変だと思う。この先、他の女の誘惑とかの心配もあるかもだし。
     二人のハッピーエンドは確信してるけれど、色々試練を乗り越えて、よりいっそう二人の絆が強くなりますように、と願うばかりです♪

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    面白い!

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     この作品は、前世で極めたゲームの世界に転生してしまった主人公ジンフリーが、唯一無二の知識を活かして無双していくSFストーリー。 似たような作品は多いけれども、誰も知らない隠し装備を集めて、パワーアップしていき、次から次へと敵を倒しに行く痛快アクションの展開が面白くて、ワクワクしながら読み進んでいける。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    偽婚の果てに待つのは絶望or希望か?

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     この作品の主人公は、一年間限定の偽の結婚生活のパートナーを請負うことを専門とする公務員たちで、女性も男性も存在する。
     最初に偽婚請負人として登場してくる明日香が、特に印象に残る。 一話目で、明日香と一年間限定偽婚をした聖は、過去にトラウマを抱えていた為に結婚に対して懐疑的だった。聖は、母親を裏切り家庭を顧みなかった父親に絶望して、結婚に希望を持てずにいたのだ。しかし、入院中の余命わずかな母親を安心させてあげたくて、母親が亡くなる前に、嫁として明日香を母親に会わせたかったのである。そんな聖に対して、明日香は優しい心遣いで寄り添うのである。
     実は、明日香もまた、聖と同じような過去のトラウマを抱えていて、聖の気持ちが理解出来たのだ。明日香と聖の生い立ちは似ていた。
     明日香の父親は不倫をして家を出ていって、父親に捨てられた悲しい想いを引きずる明日香もまた結婚否定派だったのだ。
     そんな二人は、いつしか思いやり合えるようになり、聖は、明日香との心温まる日々を重ねるうちに、結婚っていいな、と感じるようになっていく。
     一年間の偽婚生活が終了して、二人は予定通り離婚する。だが、二人の心にはお互いへの想いが残ることになる。数年後、再会するのだが、、、
     再会した聖は、かつてのように結婚に対して頑なに懐疑的な面影はひとつもなく、柔和な表情であった。聖の心を縛っていたものから解き放たれて、むしろ、結婚して温かい家庭を築きたいと思うようになっていたのだ。
     数年の偽婚請負人の仕事体験を経て明日香の心にも芽生えるものがあった。                                                                    さて、明日香と聖は、どのような答えを出すのだろうか?
     この作品はそれぞれのエピソードの切り口が上手く、人との運命的な出逢いと人の心の変遷、成長、人生の節目の決断などを深く考えさせられるもので、後からジワジワ熱く胸にくる、とても興味深い作品だった。
     人は生きながら成長して生まれ変わることが出来る、全ての人が幸せでありますように、と強く思った。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    一途な聖くんが可愛い

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     冒頭、ヒロインの高校二年生の日奈乃は、片想いしている先輩に彼女がいる事を嘆いていた。
     日奈乃の家のお隣に住んでいる一つ年下の幼馴染の聖は、そんな日奈乃の愚痴を側で聞かされながら、「それって俺じゃダメなの?」、と日奈乃に迫る!
     聖は、出逢った幼い頃からずっと日奈乃のことを一途に想い続けてきたのだ。

     日奈乃は、その日から聖を異性として本格的に意識し始める、、、実は日奈乃も、聖のことを気になっていたのだ。ただ、自覚していなかっただけ。聖を独占したい気持ちに戸惑い、ホントの気持ちに気づかないフリをしていたのだ。
    日奈乃が好きになる人が、何故かいつも聖に似ていたのは、心の奥底で聖が大好きだったからなのだ!
    二人は両片想いだったようだが、これでようやく両想いになれたのである。

     晴れて恋人同士になれた二人は、早速ラブラブが加速して、今では、もはやバカップル。そして聖の愛が重すぎて、聖の日奈乃への束縛が激しそう、、、

     気遣い上手で優しくて髪の毛サラサラで眼鏡が似合うイケメンの聖が、嫉妬深いのはたまに傷だけど、日奈乃に対して世話好きで誠実で健気なので、ずっと応援したくなります。 可愛い二人の恋の進展を見守りたいです♪

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    無邪気な幼いテオールが可愛い!

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     この作品のヒロインは、新婚初夜のあとすぐに皇帝カイゼンに離縁されて、「一夜限りの皇妃」と揶揄された公爵令嬢アステル。 アステルは、心優しく賢く逞しい女性。
     実は、カイゼンとアステルは両片想いなのだが、素直になれず、また、二人とも超鈍感過ぎて、ずっと自分は片想いなのだと勘違いして、想いをこじらせていたのだ。
     アステルは、たった一夜でカイゼンの子を懐妊して、離縁された後にテオールを一人で密かに出産する。
     その後、数々の試練を乗り越えて、テオールはカイゼンの子供で皇太子であると無事に認知されて、アステルは再び皇后に返り咲く。

     ところで、アステルの父親であるレストン公爵が、かなり曲者で狸親父なのだ。おそらく、アステルとは血の繋がりが無いのでは?と感じるほどアステルに対して冷たい。真相はまだわからないが、、、今は亡きアステルの母親(レストン公爵の亡き妻)の過去に何か秘密が隠されていそうなのだ。
     今後、この腹黒いレストン公爵が、どのような邪魔をしてくるのか、この先の展開が不安である。

     とにかく、アステルとカイゼンの子供のテオール皇子が無邪気で素直で健気な良い子で可愛いのである。どうか、まだ幼いテオール皇子が傷つくことがありませんように、そして幸せに育ちますように、そしてまた、アステルとカイゼンが素直になって、真正面から愛し合える日を首を長くして待ち望んでいます♪

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    お似合いの二人

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     この作品は、食堂を営む両親のもとで、毎日仕事を手伝っている高校生の娘のまどかと、まどかと一緒に食堂でバイトをすることになった一つ年下のイケメンの志倉の可愛い恋のお話。                                                                                                                                         志倉は、はじめは警戒心の塊みたいに尖っていて、口が悪くて生意気で態度が悪くて、すぐ噛みつく大型犬という感じだった。
     まどかは、ゆるふわワンコ系のピュア可愛い年下男子が大好き。まどかの志倉に対する第一印象は最悪だった。
     だが、志倉の態度の悪さには理由があった。イケメンでモテすぎて付き纏い被害などの嫌な体験をしていて、女性に対するトラウマを抱えていたのだ。
     ある日、押しかけてきた志倉ファンから志倉を守ろうとして、男前で正義感溢れるまどかは志倉の彼女のふりをして盾になる。そんなまどかに志倉はキスをしてしまう。その時から、二人は少しずつお互いを意識するようになる。
     そしてある日、体調を崩した志倉を看病するまどかは、志倉から「まどかさんの側、安心する。」と可愛いく言われて、キュンと完全に心を奪われてしまう。

     二人の想いが通じ合い晴れて恋人同士になってからも、色々ハプニングが起こる。 当て馬的立ち位置として、まどかの先輩で芸能活動をしているワンコ系イケメンの湊人が登場してくるのだが、これも二人の恋を盛り上げる良いスパイスとなるのだ。

     とにかく志倉がいい。クールかと思えば焼きもち焼いたり甘えてきたり天然でどこか抜けてる所があったり、かと思えば強引に愛情を伝えてきたり、可愛さと男らしさの両方を兼ね備えているのである。
     両想いになってからの二人が素直な可愛い甘々カップルなので、微笑ましくて、これからも温かく見守っていきたいと思います💕

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    お似合いの二人のご褒美三昧の穏やかな恋

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     ヒロインの3年目社員の唐田しおりは、優しく真面目で気立ては良いけれども、内気で、恋愛には縁遠い純粋地味系女子。ちょっと天然。
     3ヶ月前に同じ部署になった30歳のハイスペックなイケメン上司の天野課長は職場では塩対応で無愛想なとっつきにくいタイプ。
     そんなある日、しおりは、天野課長から、ミスのない丁寧な仕事ぶりを褒められる。何故か、しおりに優しくて、純情でピュアなしおりは天野を好きになってしまう。
     そしておそらく、天野も、自分と波長の合うしおりのことを、早くから好きになっていたに違いない。
     しおりと天野は、書店が好きだったり、刺し身などの和食が好みで、読書しながらお酒を飲む習慣が同じだったりして、趣味、嗜好がぴったり合うお似合いの二人なのだ。
     しおりが恋愛初心者なのは、冒頭からわかっていたが、天野もどうやらスローに恋愛するタイプの、純情ピュアな大人可愛いひとなのでは、と思われるのだ。
     この二人のやり取りが可愛いくて、キュンとしてしまって、心が癒される。
     天野は、しおりにだけは甘々で、お昼には声がけしたり、何かにつけて毎日のように、ちょっとしたご褒美をくれるようになる。もう、ご褒美ざんまいなのだ。これは敏感女子なら、好意を持たれているとすぐに気づくところなのだが、ウブで鈍感なしおりはなかなか気づかない。二人の恋の歩みはスローでゆったりゆっくりなのだ。
     他の男性にしおりが声をかけられたりするだけで、天野が焼きもちを焼くシーンは、クスッと笑える。嫉妬する天野が可愛いくて微笑ましい。
     どうか、一途で健気で素直なしおりが、大人可愛い天野課長に溺愛されて、障害無くハッピーエンドを迎えますように、と願うばかりです♪

    • 2
  9. 評価:5.000 5.0

    初々しい新婚夫婦 和やかで微笑ましい

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     この作品は、お見合いで結ばれた二十歳のなつ美と若くして両親を亡くし帝国海軍に勤める瀧昌の新婚夫婦のお話。
     二人は、新婚夫婦がするべき事になかなか慣れることが出来ずに、戸惑いながら生活を始める。                                                                                                                                                              料理を作ることくらいがやっとで、夫婦の事が何もわからず旦那様任せのなつ美。言葉足らずの無愛想で不器用な瀧昌。はじめは、かなりギクシャクしていた。
     しかし二人とも性格が穏やかで優しく、初対面の時からお互い好印象。はじめから、お互いを深く思いやっていて、読んでいるとほっこり心和んでとても微笑ましい。

     瀧昌がなつ美に指輪を贈ろうと百貨店でオロオロしながらも、店員さんになつ美のことを無自覚にしれっと惚気ているシーンなど、クスッと笑ってしまう。

     仲人の郁子さんが慈愛溢れる女性で心強い存在だ。いろんな周りの人たちに支えられながら、きっと素敵な夫婦になっていくのだろうな、、、
     今はまだまだ初々しいウブな二人の今後のラブラブな展開がとても楽しみである。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    実の母親が育ての母親のままで良かった!

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     ヒロインの幼いトリーは、とある田舎で、母親と二人で、貧乏ながらも穏やかで幸せに暮らしていたところ、トリーは伯爵家の血を引く娘だという理由で、伯爵家当主の妻に引き取られていく。
     実はトリーは、(トリーは、庭師のお爺さんかと勘違いしていた)伯爵家の前当主の実の娘であった。田舎で一人で産み育ててくれ、ずっと一緒に暮らしてきた愛する母親との間に出来た子供だったのである。

     正義感があり逞しく、かつ、優しく慈愛溢れるトリーは、街なかで、卑劣で傲慢な貴族に絡まれていた少年を救う。実はこの少年は、帝国の皇子レオナルドだったのだ。ここで運命の出逢いを果たすのだ。
     そして十年後、トリーは、レオナルド皇子から求婚されて、、、さぁ、どうなる?

    トリーは、はじめは伯爵家の兄に疑われたり、実の父親がなかなか判明しなくて不安で心が落ち着かない日々が続いたけれど、心が美しい故に、なんだかんだ周りの人々から愛されて幸せを掴んでいく。特に、実の産みの母親が、田舎でずっと一緒に暮らしてきた母親のままで良かった。本当に嬉しい。今は母親も伯爵家前当主の妻として幸せに過ごせているし、安心である。

     この作品は、ほのぼの優しいストーリーで、和やかな気持ちで読めます。引き続き、可愛いトリーのハッピーエンドを見届ける為に読み進めていこうと思います♪

    • 6

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