これは、マクシーが駆け込んだ図書館にたまたまルースがいた、ということなんですよね。そうでなかったら、リフタンのルースに対する嫉妬や劣等感と、マクシーの複雑な感情がもつれ合って、ますます重苦しい展開になってくるのかしら。正直なところ、虐待されるという不幸な子供時代を過ごしたマクシーが、リフタンの愛によって少しずつ強くなっていくラブロマンスと思って読んでいますが、魔法が絡んできてからちょっと理解しにくい部分が出てきてしまいました。既に原作を読んだという方が、こちらの方が本来のストーリーだというようなことをおっしゃっていたのが気になります。前半の、マクシーがリフタンにどんどん惹かれていくストーリーにワクワクしていた私は、ちょっと道から外れているのかと思ったりして…。とにかく、離脱する気は毛頭ありませんが、以前のドキドキが再び味わえる展開になればいいなあ。
-
12
オークの樹の下
059話
第59話