あの日、ハルタが「これから行くよ」と打ちたかっただろうメールは、カンナに空メールとして届いてたんだね。
そのことも、事故前夜のちょっとしたすれ違いも、そもそも幼馴染みから「猫のキス」をする間柄になっていたことも、それが何なのかわからないことも、カンナは誰にも言えてない。
そんなカンナがうとうとするのを、ハルタのお絵書きから恐竜が抜け出してそっと労るように噛んだのは、死んでしまってもうカンナに何もしてやれないハルタの想いからなのか、いつも付かず離れず守ってくれたハルタのいない毎日を生きるカンナの想いからなのか。
ふわふわと孤独に過ごすカンナが切ない。。
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潔く柔く
015話
潔く柔く ACT2(7)