4.0
15話までの感想
猟奇さつ人犯の子どもたち。
両親に犯罪を手伝わされた長女。
長女に守られたおかげで手を染めずに済んだ次女。
当時は幼すぎて両親の記憶もほとんどない長男。
それぞれの立場や経験からのキャラや心情や行動が、なんともしっくりくる。
そして、加害者家族として生きる過酷さは他人には決して共有できず、真の理解も得られないだろう。
きょうだいだから共有や理解できる部分も多いというだけでなく、長女がまともで妹弟思いだから、なおさらきょうだいの絆が強まるのだと思う。
加害者本人とその家族はあくまでも別であり、世間から過剰に責めを受ける必要などない。
それでも人間の本質として、血筋や家族というくくりで恐れ、攻撃したり色もの扱いしたり、そういうものはなくならないんだろうけど、ひとくくりにせずに、別の人間、ある意味被害者でもあるという認識が常識になってほしい。
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祝福されないこどもたち