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可愛すぎるふたり蝶の耳を持つ小夜と鬼灯様
この漫画を読み始めた時は、あまりのあるある設定にため息が出た私。実父なのに、唯一人の実の娘なのに、猩々の問に、「使用人だ。贄や慰み者にでも…」と言い放つなんて酷すぎる!母親が生きていた頃の父親を思うと、後妻や義姉に操られているのでは!義姉は、神器を割った罪を小夜に押し付けるなんて、心の濁った者に神と関わる仕事を続けて良い訳がないですよね!そのうち罰が下されるよね!とプンプンしてました。
ところが、場面変わって猩々の世界や鬼灯様の世界。いい人達が登場するいい世界。もちろん清い心の小夜に対してだからなんだろうけど。そして登場する鬼灯様、いつもはクールなイケメンでたま〜に可愛いドジっぽいところがキュンポイントのキャラかと思っていたら、カッコいいけど可愛い火の神の職人さんだったんですね!小夜ちゃんも蝶の耳を持って物と対話してるの優しくて可愛い!何事にも一生懸命な言動も姿も可愛い!まだ16歳の小夜ちゃんなので本当の夫婦になるのはまだまだ先だろうけど、ずっと見守りたいふたりです。清い心の小夜ちゃんは、蝶の耳の他に何か特別な力を秘めてないかな?清い心の目とか…。鬼灯様の秘密、火の神に呪いをだなんて、どういうこと?鬼灯様の力は恐れるほど強すぎた?気になる事も多々あって、最初に思ったようなあるある話とは全く違って、ニマニマしながら読み進めたいお話です。本の子のエピソードが長く引っ張られるのは、後々何かに繋がるのでしょうか。
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火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています【単話】