3.0
50話前後まではおもしろかったのだが。
無料分81話まで読みました。
以前の無料分の50話くらいまではおもしろくて、先が楽しみでした。
王道のシンデレラストーリーなのですが、キュロス様がマリーと取り違えて姉に求婚したのがややこしくなった発端。姉はキュロス様の元へ行く道中で事故に遭い、マリーは姉の身代わりとして嫁がされます。事実を知ったキュロス様は大喜びで、一方身代わりのマリーは卑屈に。
そこから、キュロス様の溺愛で少しづつ心を開いていく、というのは定番。特に、異民族への敬愛を軸に義母にも認められ、ドキドキワクワクの展開でした。これが50話前後まで。
ですが、姉はマリーに意地悪だったわけではなく、しかも事故に遭っているのでそれを素直に喜んでいいのか、ということと、実は姉は生きているかもというところで、マリーがグジグジ言うのが80話前後。そのグジグジがみんなを引っかき回して、最後の方はわがままとしか思えなくなり、一気に白けました。
キュロス様の言葉を信じられず、そして、姉の生存に向き合えなかったマリーが、勝手に婚約解消を申出て、領地に帰るといった時は、もうドン引き。
かまってちゃんなの?と思ってしまって、なんだか一気に冷めてしまいました。
実家の両親から可愛がられていると思われていた姉が実はそうでもなさそうだったり、召喚に応じなかった両親がどうなるかなど、いろいろ気になる点はありますが、これ以上はわがままマリーにお付き合いできそうにありません。
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