信頼している使用人からの書類とはいえ、内容の確認もせずサインをするとは。自分は無能だと宣言するに等しい。
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信頼している使用人からの書類とはいえ、内容の確認もせずサインをするとは。自分は無能だと宣言するに等しい。
いよいよ幕が開く。始まるのは悲劇か?喜劇か?
叔母さんの善意の押し付けは困りもんだけど、みちや君には罪がない。これからどうなるのか?不安しかない。
典型的な、小さな親切、大きなお世話。正に絵に描いたような自己満足。
こういう最低な男とはさっさと手を切った方がいい。互いに傷つけ合う前に。
オパールの中にあるのは、公爵家の人でもここに働く使用人でもなく、公爵領を支える領民なのでは。だからこそ嫌われるのも恐れず、心を鬼にして悪役になろうとしたんだ。強くなったな。
長年仕えていたものを信じたい気持ちはよくわかるけど。
さあ大手術が始まる。本当はしたくはなかった手術が。
クロードはオパールの兄になろうとしたのだろうな。そうしてふたりの関係にケリを着けようとしたんだ。
そしてオパールも。
公爵夫人(名ばかりだけど)でなかったら「連れていって」と言ってしまうかも。身分が自由を奪ってしまう。
なかなか一線が越えられないふたり。もどかしいけど、焦らずゆっくりと。
でもなんか嫌な予感。
屋根裏部屋の公爵夫人
023話
第11話(1)