4.0
まだ途中ですが
王族、貴族という特別な世界の事ではなく、身勝手な大人たちに駒として翻弄された三人の子供たちが可哀想だと思います。
第一王子なのに出産時に母を亡くし、見た目が国王、王妃に似ていないので不義の子と噂されてしまう。
王妃が生きていたら、そんな噂と戦って守ってくれたのでは?と思います。
後添えの王妃との第二王子に王家の血が強く出ていたので、王妃も我が子を王にしたいと欲が強く出てしまったのでしょう。
それに呼応するように取り巻きたちが第一王子を追い詰めいく
第一王子派の取り巻きは第二王子を追い詰めていく
幼い子供たちには辛い、完全な虐待ですよ。
第一王子は自分は死んだことにして、辺境伯爵になる道を選ぶ。というより選ばされた。
第二王子も優秀な兄と比較され、王妃からもアレヤコレヤと押し付けられる、逃げ場のないプレッシャー。
第二王子の辛さ、苛立ち、不安が婚約者であるヒロインへの八つ当たりで出てしまう。
幼い頃婚約者になったヒロイン。幼く無垢だった第二王子は優しくて、努力家で大好きだった。
変わっていく王子に戸惑いながら、元の王子に戻ってもらいたくて王子の八つ当たりに必死に耐えた。
耐えるヒロインの姿に王子は、八つ当たりから虐めになっていく、かつて幼い頃周りの大人が自分にしたことをやり返すようにエスカレートしていく。
優しいヒロインへの甘えだったんでしょうね。
でもこれは大きな間違い。
虐めたのは追い込んだのは大人たち。そこへ向かわなきゃいけなかった。
ヒロインはよく立ち向かったと思います。あのままではヒロインも壊れてしまう。
大人になっていく(この時代ではもう成人?)三人が、これからの人生にどう向き合っていくのか?これだけ苦しんだんだから、辛い試練はもうイヤだなと思います。
悪役になってしまった第二王子が、良い方へ変わってくれたらなと思います。
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関係改善をあきらめて距離をおいたら、塩対応だった婚約者が絡んでくるようになりました(コミック)