3.0
40話まで読んでのレビューです
「ロリィの青春」や「炎のロマンス」など、初期の作品からの先生のファンとしては少し残念な作品でした。
産婦人科医のヒロイン、旦那は不倫して不倫相手の子を取り上げるし
死産で精神的に苦しむ患者、妊娠したと嘘つく女性、双子を亡くした女性が登場し
彼女の日常生活には普通という文字がない。
そして話の展開が早いというか、あっさり解決したと思ったらもう次のトラブル発生。
「いのち」を扱うのであれば少し重たい内容をじっくり語って欲しかったですね。
特に赤ちゃんの取り違えについては、こんな解決の仕方でいいのかと。
実際起こればこんな終わり方はありえない。誰もお咎めなしで普通に産院は診療を続けているし。
それと、産気付いた時助けた女性が産後亡くなり生まれた子を引き取る(父親を知っていたが妻がいた)のは偉いと思うけど
周囲の人にちゃんと経緯を説明しないから、勘違いして落ち込んだ人が気の毒。
真面目な話の中に偶にいい加減さが混ざり、読んでいてスッキリしないんですよね。
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いのちの器