4.0
コスパがイマイチだけど面白い
他の人が言うように、1話が短いのでコスパが良くないかな。でも1話読み始めたら、試し読み部分が終わった数コマ後には意外な展開で始まり、コミカルさもあって面白くてついつい最新の28話まで読んでしまった。
主な登場人物は以下の4人。
①主人公。(前世:リジー→今世:エリアナ)
前世は養護施設育ちで後に騎士。今世では王女。
②主人公の想い人。(前:エリク→今:アルバート)
前世でも今世でも幼なじみ。前世は同じく施設育ちで後に騎士。今世では侯爵子息。
③前世で想い人の恋人。(前:シルヴィア→今:ユーイン)
前世は領主の娘で主人公達の主。今世は主人公の騎士。
④主人公達の友人。(前:ルーク→今:アズラク)
前世は主人公達の同僚騎士。今世は遠方の国の王子。物語の途中から登場。
全員前世で親しかった間柄。それが全員同じ時代に転生して出会う…なんてずいぶん都合が良いと思ったが、この世界にあるとある伝承が関係していることが途中で示唆される。
また、3人は前世の記憶持ちで大体同じような容姿だが、1人だけは記憶もなく容姿どころか性別も異なる。それが前世とは異なった関係性を生み、少しずつ変化が生じていく。
友人はカッコイイ、良い男。
想い人はなかなか想いに気づかない鈍感男だけど、それを周りに突っ込まれたりイジられたり非難されたりしているので、イライラはしない。また、時々主人公が惚れた理由等魅力が描かれもするので、応援したくなる。
4人のうちの1人はちょっと出番少なくて影薄いかな〜と思ってたら、所々登場して重要な変化をもたらすキーマンのような感じで、描き方が上手いな〜なんて思ってしまった。
1人だけ記憶なく容姿性別が異なるのも、当人の前世の人の想いが反映してるのかな〜なんて勝手に推察したりと、想像を膨らませる余地もあり、自分は楽しめました。
1話あたりが短いのだけが難点で、★一つ減らしました。
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転生王女は幼馴染の溺愛包囲網から逃げ出したい 前世で振られたのは私よね!?