5.0
切り口がすごい!
まず、整くんの独特な風貌が印象的。
常に冷静沈着で、事件に対して常人の
思いもかけない見方をするのに、
「そうきたか!」
と、毎回驚かされて、ぐいぐい引き込まれ
ます。
単なるミステリーのジャンルには収まらないし、
まさに、「ミステリと言う勿れ」ですね。
田村先生は、本当に多彩な方ですね~!
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15302位 ?
まず、整くんの独特な風貌が印象的。
常に冷静沈着で、事件に対して常人の
思いもかけない見方をするのに、
「そうきたか!」
と、毎回驚かされて、ぐいぐい引き込まれ
ます。
単なるミステリーのジャンルには収まらないし、
まさに、「ミステリと言う勿れ」ですね。
田村先生は、本当に多彩な方ですね~!
はじめの頃は、まあまあ弁護士らしく
困った人を独特な方法で救って、
ちょっとかっこいいと思ったけど・・・。
花織ちゃんと恋愛(なのかな?)関係に
なってからのエロっぽさは何!?
こういうシーンを描く時の作者の嬉しそうな
顔が目に浮かんできました。
私もガキじゃないから、エロシーンがあっても
構わないのだけれど、あの嫌らしい擬音は
気持ち悪いだけ。
オトナの男とウブな女の子という図式が
ステレオタイプで鼻につくし、2人とも
好きになれない。
イケメンならいいってわけでもないし。
こういうところ、青年誌の一流漫画家さんの描き方は、
さすがだな~と思います。
無料ぶんも読み切っていないけれど、もうたくさんと
いう感じ。
まあ、こういうのは好みの問題もあるから、
好きな人は好きなのでしょうし、それに対して
ケチをつけているわけではありません。
いや~、びっくりした!
コミックスは大好きで、読者としては
けっこう年季が入っている私ですが、こんなに
爆笑したのは生まれて初めてです!
何しろ、主人公の木絵ちゃんの妄想の
ぶっ飛び具合といったら!
どうしたら、こんな世界に行っちゃうの!?かと。
これは、妄想「趣味」というより「ヘキ(癖)」
ですよね。
本人は自覚せずに跳んでしまうのだから。
その中身が見えてしまう高台家の人々も凄い!
テレパスって、すごく悩みが多いのでしょうね。
人の心の本音が判ってしまったら、人間不信に
なるかも。
でも、だからこそ、一見地味で目立たない木絵ちゃんの
素直さと優しさが高台家の人たちには解ったのでしょう。
おばあ様もとても魅力的だし、テレパスでない
両親も素敵な人たち。
あまりにスケールが違いすぎる木絵ちゃんの妄想に、
毎回ハラハラドキドキして、泣いたり笑ったり。
ストーリーがどこに着地するのか展開が読めません。
というわけで、全話一気に読んでしまいました。
木絵ちゃんが昔に描いた絵物語「こうもり姫」の
お話が最後に出てくるのですが、それがまたピタリと
はまって、読後感も期待を裏切らないものでした。
無料ぶんを読み終わって、どうしても続きが
気になり、ポイントを購入して読んでいます。
育ちが良くて頭脳明晰、仕事のスキルもあり、
どこに出ても恥ずかしくない教養の持ち主なのに、
自分に自信が持てない・・・。
それもこれも、太っていることで周囲から
心無い仕打ちを受けてきたから。
見かけだけで他人を判断して、本質を見ない人間が
いかに多いことか!
でも、柊吾くんをはじめ、成美(加奈)ちゃんや
「ナナツノコ」の人たち、英語教室のこどもたちなど、
かろりちゃんの優しさや可愛さをちゃんと解ってくれる
人たちとび出会いで、どんどん変わっていくかろり
ちゃんを、ずっと見守っていたいです。
それに、最初に登場したころから比べると、実際にだんだん
可愛くなってきた気がします。
好きな人ができて、その人のためにきれいになりたいと
努力する姿には、誰もが共感するのでは?
亡くなったお母様の言われた言葉や、成美ちゃんの
感覚、「ナナツノコ」の奥さんのセリフなども、私の
心に響きます。
恋敵的な存在の成美ちゃんも、とても素敵な女性だし、
みんな本質的にはいい人たちで、これまで孤独だった
かろりちゃんも、本来の輝きを発揮しはじめたようですね。
「あたしなんか・・・。」
という口癖が出なくなってきたし。
柊吾くんも、不器用だけど真っすぐな性格の好青年で、い
いな~。
みんなそれぞれ幸せになってほしいと、心から願って
しまいます。
最後まで、きちんと読み続けます。
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