5.0
先が見えない!
いや~、びっくりした!
コミックスは大好きで、読者としては
けっこう年季が入っている私ですが、こんなに
爆笑したのは生まれて初めてです!
何しろ、主人公の木絵ちゃんの妄想の
ぶっ飛び具合といったら!
どうしたら、こんな世界に行っちゃうの!?かと。
これは、妄想「趣味」というより「ヘキ(癖)」
ですよね。
本人は自覚せずに跳んでしまうのだから。
その中身が見えてしまう高台家の人々も凄い!
テレパスって、すごく悩みが多いのでしょうね。
人の心の本音が判ってしまったら、人間不信に
なるかも。
でも、だからこそ、一見地味で目立たない木絵ちゃんの
素直さと優しさが高台家の人たちには解ったのでしょう。
おばあ様もとても魅力的だし、テレパスでない
両親も素敵な人たち。
あまりにスケールが違いすぎる木絵ちゃんの妄想に、
毎回ハラハラドキドキして、泣いたり笑ったり。
ストーリーがどこに着地するのか展開が読めません。
というわけで、全話一気に読んでしまいました。
木絵ちゃんが昔に描いた絵物語「こうもり姫」の
お話が最後に出てくるのですが、それがまたピタリと
はまって、読後感も期待を裏切らないものでした。
-
0
高台家の人々