3.0
ありえない設定
他の方たちのレビューにもあるように、
タイトルは単に興味を引くために無理やりこじつけた
感じ。
(だけど、まったく成功していない。
ダサい。)
それと、公爵家が格下の貴族を嫁にするのはありかもですが、
その際でも、いやそれだからこそ、公爵家としてふさわしい
正式な結婚申し込みの作法があるでしょうが。
相手の家の当主ににちゃんと使者を送って、礼儀にかなった申し入れを
するものではありませんか?
当然、輿入れに必要な準備のための相応の持参金と、迎えの馬車に
専属の召使いくらいは用意するのが貴族社会の通例では?
それを、まるで猫の子をもらうように・・・というのが言い過ぎ
だとしても、使用人を召し抱えるような扱いで、着の身着のままで
(しかも供も連れずに!?)婚家を訪問するなんて・・・。
イリアの父親も、いくら貧乏貴族でもこんな扱いを受けたら、普通は
すごい侮辱と考えるはずですが。
まあ、この父親は娘が玉の輿に乗ったのを単純に喜ぶような性格
だけど、一応は貴族の端くれに位置している身として、ある程度の
見られるドレスを着せて、侍女のひとりもつけて送り出すものでしょ。
とっても不自然。
ストーリーはそれほど悪くはないと思うけど、あまりに貴族社会の
雰囲気がなさ過ぎて、興味を感じる以前に、
「やれやれ。」
という気分です。
無料分だけ読んだら、もういいかな。
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花嫁修業をやめたくて、冷徹公爵の13番目の婚約者になります