5.0
壮大なスケール
昔、広大な中国大陸で、多くの国が群雄割拠して戦っていた頃、
都から遠く離れた寒村に生まれ育った2人の少年、信と政。
2人は、いつか都に登って自らの手で天下をとるという大いなる志を
持って、共に武芸の腕を磨いていました。
ふとしたことで運命の岐路に立った2人は、それぞれ別の道を行くことに
なりますが、ストーリーは主に信の側から描かれています。
(後にその道は交わることになるのですが。)
身体は小さいながら、こどもの頃から鍛錬した腕と実戦に遭遇した時の
勝負勘、敏捷性、度胸の良さ・・・と、才気煥発な活躍によって、
戦乱の中にあってたちまち頭角を現わしていく信。
周りの武将たちも、敵味方ともそれぞれ個性的で、彼らが信とどのように
かかわっていくか、はらはらドキドキしながら読んでいます。
1話ずつが短いので、流れがよく読めなくてもどかしい思いがしますが。
いずれは秦が中国を統一して、始皇帝の誕生となるのかな、と、
予想しているのだけど。
まだまだ前途遼遠で、紆余曲折の連続になるのでしょうね。
もう少しまとめて(せめて一度に3話くらい)読めたら、もっと
読み応えがあるのに・・・と、毎回物足りない気分ですが。
これまでにないスケールの大きさに圧倒されます。
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キングダム