5.0
久々に・・・
うん! 昔(いつのことよ?)流行りましたね、バレエ漫画。
最近とんと見かけなくなったと思っていたら、久しぶりにこのジャンルの
ものが登場して嬉しい♪
昔のバレエ漫画は、ただただコスチュームがきれいで、それ以外は
バレエの世界でなくても成り立つようなお話が多かった気がしますが、
この作品は、いわゆるクラシック・バレエの王道的な演目が
ほとんど網羅されていて、またレッスン風景もわりとリアルで、「パ(ステップ)」
の種類や「アラベスク」「アティチュード」をはじめ、基本的なポーズが
解りやすい解説とともに出てきて、楽しい。
私は自分では踊らないけれど、身内にバレエを習っている子がいて、
よくレッスンを見学していたし、プロのバレエ団の公演もかなり見ていた(いる)
ので、親近感が湧きます。
(今は特に、熊川哲也氏の「Kバレエ・カンパニー」がお気に入りです。)
他の方のレビューでは、「筋肉の描き方がどうの」という指摘がけっこうありましたが、
この作品では主人公が小学生と設定だし(まあ確かに、ちょっと体形が薄っぺらな
感じですが)それよりも登場人物の奏(かなで)ちゃんや祥子ちゃん、さくらちゃんたち
のバレエに向き合うひたむきさや、それを取り巻く周囲のオトナたちの思惑とか、ストーリー
展開のほうに興味が行っていて、
「え?そこまで辛辣に批判するの!?」と、
驚いたくらいです。
現在、無料分を読み終わったところですが、この(バレエの)世界の
お話は好きなので、この子たちの成長を応援しつつ見守りたいと
思います。
そして久しぶりにまたバレエの公演を見に行きたくなりました。
私自身は、『海賊』とか『ドン・キホーテ』みたいなダイナミックな踊りや、
『くるみ割り人形』のような可愛らしい作品が好き♪
同じ演目でも、奏ちゃんや祥子ちゃんの個性を生かした表現を
見るのが楽しみです。
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絢爛たるグランドセーヌ