kilalaさんの投稿一覧

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評価5 38% 55
評価4 35% 50
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評価1 5% 7
51 - 60件目/全124件
  1. 評価:4.000 4.0

    もどかしい・・・

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    無料だから読みはじめたけど、キイラの不器用さにハラハラします。
    お父様に愛されたい、認められたい一心で、ひたむきに努力しているのに、
    父・大公にはまったく理解されず、振り向いてももらえない。
    幼い頃に母をなくし、本来は優しく賢い娘なのに、同じ年ごろの友達もなく、
    召使いたちにかしずかれてはいても、心を通わせる相手にも恵まれなかったせいで、
    人との関わり方も学ばずに成長してしまった不幸。
    貴族としての誇りは誰よりも強いため、召使いたちの扱いも厳格で、反感を
    かってしまいます。
    一方、大公の実の娘を名乗って突然現れたコゼットは平民の育ちで
    処世術も心得ていて、人あしらいもうまく、巧みに使用人たちを味方につけ、
    見た目の可愛らしさと大公に似た容貌で、自分が本物と信じさせてしまいます。
    大公は、もともと愛情深い人間ではないようで、人の心を見抜く目も持たず、
    いかにも純粋な少女を装うコゼットにまんまと欺かれて、そちらを娘と
    認めてしまうのです。
    そうはいっても、いくら疎遠だったとはいえ、長年同じ屋敷で暮らしていて、
    キイラの美点も自分に向けられる愛情にも、まるっきり気づかないなんて
    ことはあるのかしら?
    しかも、よく確かめもせず、偽物と断じたキイラにひとかけらの憐れみも
    かけずに、さっさと処刑を命じてしまうなんて信じられないAHO~!
    キイラが無礼な侍女を罰した時には、キイラの話も聞かず、ひどい仕打ちだと
    なじったくせにね!
    コゼットの、一見可愛げな態度で同情をひき、キイラを悪者に見せて陥れる卑劣な
    やり方は、一番嫌いなタイプ。
    次の世では、キイラも前世で学習した甲斐あって、もう少し世渡りがうまくなる
    らしいので、頑張ってほしいな。
    そして、こんどは幸せな生を送ってほしい。
    というわけで、続きが楽しみです。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    好みの世界観(”あやかし”好き♪)

    『金瓶梅』の作者さんの作品という
    ことで興味を持って読みはじめました。
    『壺中天』の故事は知っていましたが、
    このお話の舞台は、昔の日本ですね。
    短編集で、ひとつひとつのお話が短いながら、
    よくまとまっていて読ませます。
    『日本霊異記』のような世界ですが、
    妖(あやかし)が出てきても、それほど不気味ではなく、
    読後感も余韻があって好きですね。
    まだ2話目ですが、わりと少ないポイントで読めるし、
    1冊もそう分量がなさそうなので、全部読了するつもり
    です。
    1話ずつ楽しんで読めそうで、こういう形式も
    いいな♪

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    わくわく

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    妖怪、大好き!
    和風のイケメン、大好き!
    ストーリーうんぬんという前に、まずこの独特の
    世界観と雰囲気に魅かれました。
    特にとりえもなさそうな、でもなんとなく憎めない好青年
    の青児。
    その彼の、出会った人が妖怪(水木しげる先生の
    漫画に出てくるような日本古来の)に見えるというのが面白い。
    謎めいた美青年(正体ははじめに明かされるのだけど)
    皓(しろし)も、そこを見込んで袋小路に陥った青児を
    救った(といえるのかな?とりあえず)のかも。
    この2人と、いわゆるライバル関係にあるリンドウ(漢字
    忘れた)、そして時々現れる伝説の小野篁も交えて、
    皓のもとを訪れる(引き寄せられる)人間たち(青児によって
    妖怪の姿を見透かされる)に関わる事件を解決していくという
    ストーリー。
    他の方のレビューでは、京極夏彦さんの小説に影響を受けて
    いるという意見が多いけれど、う~ん、そのへんはどうなのかな?
    小説のほうは、そう何冊も読んでいるわけではないから。
    ともかくも、私の感性にあった世界なので、楽しんで読み進めています。

    • 0
  4. 評価:2.000 2.0

    やっぱりね~

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    ミッションで無料分を読みはじめましたが、
    女性読者の評価が低いのがよ~く解る。
    チープなゲームの設定そのままで、巨乳とベビードール
    (古いかな? ww)のオンパレード。
    主人公は、べつにイケメンでもなく魅力的な個性もない。
    特別の努力もなしで「死者復活」などという
    無敵のスキルを持っていて・・・。
    おかげで、周りのキャラ(女の子ばっかり)にちやほやされて、
    何かというと助けられて。
    ある意味、男の子の憧れなのかな?
    それと、いくらゲームとはいえ安易に死者が生き返るという設定は、
    「生命」というものを紙のごとく軽く扱っているようで、まったく
    好きになれない。
    無料分も途中だけど、いい加減ギヴアップかな~?

    • 6
  5. 評価:4.000 4.0

    驚きました!

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    こんなに昔の作品だったということと、レビューの
    評価が異常に(?)高いことに。
    『花ゆめ』連載の作品はわりと好きなほうで、よく
    読んでいたのですが、これは未読でした。
    (その頃は仕事が超多忙で、コミックス全体と縁遠かった
    せいもあるけど。)
    タイトルは知っていたので、たぶんあまり気を惹かれなかった
    のか、絵が好みでなかったためかと思います。
    このたび無料で紹介されていて、なんとなく読みはじめました。
    「植物と心を通わせる少女」という設定と、不思議な世界観は
    いいけれど、隣の男の子が変態っぽくて可愛いと思えないし、
    正直「なんだかな~。」と、ちょっと引いてしまった。
    けれど、その子が「覚醒」して、タダモノではない存在に
    なってきてから、がぜん興味が湧いてきました。
    皆さんが絶賛しているし、これから面白くなるのかな?
    そんなわけで、もうしばらく読み続けることにしました。
    評価の☆の数は、期待値もこめて。

    • 4
  6. 評価:4.000 4.0

    うわぁ~、なにこれ!?

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    このブロガー、ひどすぎ!
    いくら客だからって、何を言ってもいいわけじゃないのは
    当然。
    衆目の面前で店員さんのプライバシーに土足で踏み込む質問をして
    困らせて、あげく盗み撮りした写真を勝手にネットにさらすなんて!
    しかも相手を傷つけるコメントまでつけて。
    オーナーさんがビシッとたしなめて、従業員を護ったのが
    かっこいい♪
    こんな場合、「お客様は神様です」なんて迎合して見て見ぬふりを
    する店長も多いと思うけど。
    それをまた、このブロガーは逆恨みして、悪口雑言のコメントを
    自分のブログに書き込んで・・・!
    なによりも、本人に罪の意識がないのが始末が悪い。
    それどころか、被害者意識まであるような・・・。
    ストーリーの発端を読んだ限りでは、このブロガーにかかわった
    店の人たちが可哀そう・・・と思っていたのですが、どうやら
    そのまま泣き寝入りをするわけではなさそうで。
    いじめられた側の人たちが結託して、悪質ブロガーに罰を与える
    展開になるのかな?
    まだ読みはじめたばかりですが、続きが気になるし楽しみです。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    タイトルで損してるかも・・・

    コータロー君という名前も。
    光太郎といういい名前なのに、そのせいで軽い
    学園青春ものに見えてしまう。
    まあ、最初に「人の心が読める少年」と明かしている
    から、普通の少年じゃないことは判るのだけど。
    昔SF小説の分野では、サイコものがけっこうあった
    けど、コミックスは少ないですね。
    心の中を扱っているから絵になりにくく、あまり漫画家さんは
    描きたがらないのだと、某プロの方に聞いたことがあります。
    読むほうもラブロマンスのつもりで入って、アテがはずれて
    面食らう人が多いかも。
    レビューの評価が意外に低いのは、そのせい?)
    私はもともとテレパスをはじめエスパー(超能力者)系のジャンルが
    大好きだから(「信じている」というのとは別ですが)、いい意味で
    裏切られました。
    桑田次郎さんとか小沢さとるさん、小説では平井和正さんとか(古い!)愛読して
    していたほうなので。一見、読者を選ぶ作品のようですが、コータロー君読んでいくうちに
    面白さが解ってきます。とりあえず無料分だけでも読んでみたら、

    • 4
  8. 評価:5.000 5.0

    待ちかねましたっ!!

    『アシガール』がめっちゃ面白かったので、この
    『たまのこしいれ』も、喜んで読みはじめました。
    前作の後日談かと思ったら(いや、実際そうなんだけど)
    結ちゃんの姪(弟の尊くんの娘)が主人公で、行った先が
    戦国ではなく江戸時代!
    はじめはちょっと違和感があったけど、やっぱり面白い。
    思えば『高台家の人々』で、森本先生の作品を知って
    以来、ずっとファンですっ!
    でも、せっかくの「アシガールEDO」も、10話まで
    配信されたところで、長いブランクで・・・。
    このたびやっと続きが配信されたというお知らせを
    いただき、さっそく飛びつきました。
    また「森本ワールド」にどっぷり浸かって・・・と
    思う暇もなく、こんども20話までしか配信されて
    いないのですね~。
    またまた「アシガール・ロス」になってしまいそうです。
    あ~、早く続きが読みたい!!
    まだ読んでおられない方、ぜひ読んでみてください。
    お奨めですよ~。
    できたら『アシガール』を先に読まれたほうが、お話が
    解りやすいと思います。

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    槙生さん、素敵 ♪

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    オトナの女性という感じで、憧れます。
    ひとり暮らしに慣れていて、他人が家にいると
    落ち着かない・・・でも、両親を亡くして、親戚が
    誰も引き取りたがらない朝を見捨てておけず、思わず
    手を差し伸べてしまう槙生さんの優しさが好き!
    我にかえって、自分が誰かと同居するなんて、
    どうしよう!と、オタオタするところも可愛い。
    朝ちゃんとの接し方も、言い方はキツイ時も
    あるけど、上から目線じゃなく、ちゃんと正面から
    向き合って話しているし。
    戸籍上は「叔母」と「姪」なわけですが、朝ちゃんの
    ほうも変に遠慮したり卑屈になったりせず、基本的には
    対等に付き合っている(?)
    「人見知り」というけれど、作家という職業上、人と会話
    するより文章で表現するほうが得意なのだと思います。
    朝ちゃんと槙生さんの日常って、独特な世界観があり、
    それがタイトルの『違国(「異国」ではないのね。)日記』の
    意味なのかな~。
    槙生さんと友人の奈々さんとの付き合いも、さりげなくて、
    それでいてお互い何言わなくても通じてしまうという・・・これも
    素敵な関係で、いいなぁ!
    この独特な世界観にハマりました。
    吉本ばななさんの小説に、そんなテイストのがありましたね。
    (タイトル、忘れたけど。)
    このあと、最終的にどこに着地するのか、すごく気になります。
    槇生と朝ちゃんは正反対の性格のようですが、お互いに影響しあって
    うまく行く感じだし、意外にも相性は抜群かもという
    気がするのですよね。
    まだ読みはじめて間がないので、先に行くとまた別の感想に
    なるのかもしれませんが。

    • 1
  10. 評価:4.000 4.0

    親近感?

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    タイトルから『虫めづる姫君』のような虫好きの姫様の
    話かと思って敬遠していたら・・・「本の虫」の意味
    だったのですね。
    1話目を読んでから、いっぺんにエリアーナが好きに
    なりました。
    私もこどもの頃から本が大好きで、誕生日のプレゼントにも
    服やアクセサリーよりも本を所望するくらいだったので。
    おくてなところも、悪意の陰謀にも疎くて、アイリーンのような
    奸智たけた相手の罠にはまってしまいそうなところも、
    私とそっくりだな~、と。
    絵もかわいいし、政略婚約?相手への気持ちの変化(気づき)も、
    すごく共感できるし。
    アイリーンのようなタイプの女性って、今でもいますよね。
    私の一番嫌いな、でも、ある意味、「よくやるな~!」と
    尊敬の念を抱いてしまうような・・・。ww
    まだ無料分を読んでいるところですが、エリアーナには全力で
    肩入れしています。
    ハッピーエンドを期待して、読み続けたいと思います。

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