4.0
ひと昔前の・・・
若いころ愛読していた「ハヤカワミステリ」や「創元推理文庫」に
収められた推理小説に出てくるような探偵さん。
すぐに思い浮かんだのは、レイモンド・チャンドラーの
小説のフィリップ・マーローでしょうか。
(作中の数々の名言は、いまでも有名ですね。)
そんな感じのスマートな探偵で、ちょっと日本人には
いそうもないタイプかと。
たぶん作者さんも、そのあたりのムードを狙ったのじゃ
ないかな?
ストーリーを追うより、古き良き時代を
ほうふつとさせてくれるような作品に
懐かしさを感じて、楽しく読めました。
この方の他の作品も、ちょっと読んでみたい
気がします。
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3
探偵は笑わない