5.0
わくわく
妖怪、大好き!
和風のイケメン、大好き!
ストーリーうんぬんという前に、まずこの独特の
世界観と雰囲気に魅かれました。
特にとりえもなさそうな、でもなんとなく憎めない好青年
の青児。
その彼の、出会った人が妖怪(水木しげる先生の
漫画に出てくるような日本古来の)に見えるというのが面白い。
謎めいた美青年(正体ははじめに明かされるのだけど)
皓(しろし)も、そこを見込んで袋小路に陥った青児を
救った(といえるのかな?とりあえず)のかも。
この2人と、いわゆるライバル関係にあるリンドウ(漢字
忘れた)、そして時々現れる伝説の小野篁も交えて、
皓のもとを訪れる(引き寄せられる)人間たち(青児によって
妖怪の姿を見透かされる)に関わる事件を解決していくという
ストーリー。
他の方のレビューでは、京極夏彦さんの小説に影響を受けて
いるという意見が多いけれど、う~ん、そのへんはどうなのかな?
小説のほうは、そう何冊も読んでいるわけではないから。
ともかくも、私の感性にあった世界なので、楽しんで読み進めています。
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地獄くらやみ花もなき