5.0
素敵です💛
聡明で仕事ができて美人なのに笑うことがない女性・椿。
幼い頃、自分と父を捨てて出て行ったと思っていた
母には、重大な秘密があって・・・。
じつは母は大富豪のひとり娘で、押し付けられた政略結婚から
逃げる時に救ってくれ男性と結ばれて、生まれたのが
椿でした。
実家に見つかって連れ戻されるのを恐れてひっそり
暮らしていたのですが、ある日実家の召使いに発見され、
椿を守るために事情を明かさずに姿を消したのでした。
それでも椿のことが気になる母の百合子さんは、その後
養子になった斗真に、ひそかに椿を見守ってくれるように
頼み、ある使命を托します。
ストーリー展開にも引きこまれるし、椿さんも斗真くんも
魅力的。
病に倒れた椿の父に、百合子さんんが会いに来て、2人が
今でも想いあっていることが判るシーンは感動的で
泣けました。
母には他に、あと2人の養子がいて(いずれも美形)、
それぞれ家の事業を受け継ぐ後継者候補のようなのですが、
この3人が椿さんとどのように絡んでくるのか、とても
楽しみです。
読みはじめてから、『すみかスミレ』と同じ作者さんだと
気づきました。
(あの作品も大好きで、一気読みしました。)
これからの続きが楽しみです♪
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乙女椿は笑わない