5.0
すごくいいです♪
特殊な持病があるため免疫力が弱く、日常生活にも
仕事にも制約のある、さとこさん。
当然、収入も高くなくて、生活も質素です。
住んでいる賃貸住宅の更新通知が来て、引っ越しを
考えるのですが、不動産屋さんが紹介してくれたのは
古い団地。
家賃が安いので移り住んだ隣の部屋の住人は、大家である
92歳のおばあさんと同居人のニートの青年。
さとこさんは息子だと思ったのですが、じつは2人は
血のつながりはなくて、彼はおばあさんに養ってもらってるとか!
でも、彼は誰にでも親切で面倒見がよく、さとこさんにも
優しく接してくれます。
その食物に対する知識(いわゆる「薬膳」)がハンパなくてそれが
スゴイ!
そちらのほうでも、とても勉強になります。
(タイトルの意味が納得いきました。)
この心優しい隣人や、理解ある職場の人たち、親しい友人など、
いい人たちがたくさんいて、読んでいてもほっこりします。
私自身、日々の生活でストレスを感じる時、元気を貰える
気がします。
こういう作品って、一見ありそうで意外にないかも。
TVドラマ化されていてタイトルは知っていましたが、原作を
読んで好きになりました。
あまりドラマティックな展開にはならないかも?ですが、
読んでいると、タイトル通り「しあわせ」な気分になります。
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しあわせは食べて寝て待て