ベルトルドと同室でない事に明らかに安堵され『戸惑ってる』と言われたベルトルドが、情勢を説明した時の考察
①期待しそうになる自分を戒め、ベルトルドなりにレオーネを安心させたかったのではないか?『それ以上を貴方に求めるつもりはない』という言葉も、突き放す意味合いが強いが、立場を変えれば自分に気持ちのない彼女に嫌な事を無理強いするつもりないと安心させる言葉でもある
②従者の一人すら連れず、元帥妃という立場にありながら世話係になりたい者すらいない国へ、身一つで嫁いできた彼女
そんな彼女は他の令嬢の様に我儘も言わず、悲観もせず、戦場と変わらず凛としていたから…レオーネの不安に気がつかないまま、ハッとした『…無理もない』とベルトルドは恥じたのでは?
これ以上彼女の心痛を増やさぬ様、居てくれるだけいいと伝えたかったのだろう
③ビジネスライクな名ばかりの政略結婚と確認した時の驚きと安堵?に見えるベルトルドの表情…あれは、他の令嬢の様なお守りを期待されてなかった安堵感ではないと思う
彼女が少なくとも苦言を我慢できる程度には自分を恨んでおらず、安堵したのだろう
更に王女としての義務に向き合い、責務を果たすのみで同情は不要とのフラットで、軍人然とした口ぶりにも安堵し、なんなら惚れ直した?のでは?と思う
④安堵?とレオーネは見たけど、私は、、、彼のビジネスライクな言葉に(弱みを見せない為)残念がってもいない彼女を見て、ベルトルドとしての自分への気持ちがないと感じ、落胆?したとも見えました
想定内の失意と取れる、それを、流石に捌ききれず、漏れたのではないかな?と
レオーネの【彼は私に対して妻を期待していない】という前提が植え付けられた状態の推定が、
やっぱりそうか…となったベルトルトの気持ちを
がっかりではなく
ほっとした…という向きに、誤って捉えたのではないか?と…そう想像してしまう訳で
要は無自覚両片思いが拗れ始めてると、ワクワクしております!!
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金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐ
007話
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