ぎぼぎぼさんの投稿一覧

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11 - 15件目/全15件
  1. 評価:4.000 4.0

    かまいたちきっかけ

    かまいたちの山内がおすすめしていたきっかけで読み始めたが、母性を鋭く描いていてぐいぐい読ませる。何よりタイトルが良い!映画化してほしいなぁ(笑)どう終着するのかとても楽しみ。ここまでいかないにしても三木涼太のような天性のたらしな男の子ているよね~と思いつつ。母親側の母性の狂気性や自己中心性、身勝手さなどがとても忠実に描かれていてそちらに共感しきり。そんな偏りがなければ一人の人間を育てるなんてできないのかもしれないと思うと三木くんが偏りきつめ母親を求めるのもわからんでないなぁ(笑)男性が描く女性像に違和感を持つことが多いけれど、この作品に関しては、「そうそう、母性て実はちょっと狂ってるとこあるんだよね~」て女性自身もぼんやり感じていたところをうまく突いていてあっぱれでした。

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  2. 評価:5.000 5.0

    ベットの数だけドラマがある

    とにかく面白いの一言。患者さん一人ひとりにドラマあり泣けて笑えて切なくてつい自分の最後を考えさせられる。そして最後を考えることで今についても見直すきっかけに。自分も支援の仕事に就いていたからこそのあるあるにも共感しきり。問題行動のなぜを考える、その人の訳を知りそこから解決の糸口を探る、といった支援者としてのプロの視点や鉄則も何げにわかりやすく描かれていて現場で働く新人さんの指南にもなるんじゃないかなぁと思った。
    一緒に働く同僚が患者さんより大変。。て回はそうなのよ==!と声をあげながら読みました(笑)正直こっちが切実問題。でも多いですよね。どの回もリアルかつ愛がありみんなにおすすめしたい作品です。これから親の介護を考えていく世代にもいろんな症例を知ることができます。

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  3. 評価:5.000 5.0

    あるあるの宝箱

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    随所に学校あるあるがちりばめられていて、本当に懐かしく面白くほっこりしてしまう。あの頃はそれなりに人生大変と思いながら過ごしていたが、振り返ればどうでもいいことでいくらでも盛り上がれた愛おしい日々だった。
    たまたま自分も若い子と接する仕事に就いていたこともあり、星先生側のあるあるにも共感しまくりで2度楽しめる作品となった。特にお気に入りはカブトムシや犬を飼うくだり。。なぜかクラスで飼い始めるあるあるは時代を超えてくるんだと実感。私の場合は部室で猫を飼いだしたなぁ。謎の一致団結感が生まれた記憶があるがあの猫がどうなったか記憶にはない。10代てなんだかんだと言って親に決定権があるから、自分たちで内緒で猫をお世話することですごく主体的な自分を感じられたんだろうなぁ。とか、多くの懐かしさとくだらないけど愛おしい感情が沸くこと間違いなしの作品。日誌の絵しりとりは珠玉の着眼。みんなが経験あるたわいもない事を読ませて笑わせる作品まで押し上げたまさにプロのお仕事!

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  4. 評価:4.000 4.0

    加害者も被害者も生まないために

    以前のテレビで鑑別所のドキュメンタリーを見た。今までのセオリーが全く通じないことが多くなってきているとの内容であったが、今や入所者は発達障害者や軽度知的障害者がほとんどを占め、従来のプログラムや対応では彼らたちに全く通じず、現場の教官たちが頭を抱えていた。貧しさで盗みをしてしまったような健常児を収監していた昔は、叱咤激励したり、一緒にがんばろうと一体感を持たせることで更生に導けたようだが・・、発達障害の場合それらのやり方は響かないどころか逆効果のことが多い。それらはわかりにくい感情を基にしているし、みんなと一緒も苦手分野だから。
    見通しを持てないから「今」のことだけで判断する、相手の気持ちや意図など目に見えないことを想像する力が乏しい、そんな特性で犯罪を起こしてしまうし、繰り返してしまう。罰ではなくまさに障害に合った支援が必要なのだが、実際自分や家族が理不尽な犯罪被害に遭った時は犯人に対して、きっと支援ではなく罰を望むだろう。

    そういう意味で加害者も被害者も生まないよう、障害を早期発見し、本人に普通を求めず、比べずそれぞれの発達に合った療育や教育が必要不可欠で、そんなわが子を受容できるよう親側の支援も急務と感じる。
    犯罪者の多さは療育・教育の貧しさだとも言えるのではないか・・。
    このような作品が多くの人に読まれて理解が広がることで支援体制が豊かになることを願う。

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  5. 評価:4.000 4.0

    プロフェッショナル!?

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    こんな夫婦が世の中にいることが逆に励ましになるほど共感。
    江戸時代なら、結婚式に初めて会う相手と夫婦になることもあっただろうが、現代は星の数の相手の中からお互い選び抜いて結婚しているはず。そうでないにしても様々な条件が合って結婚というビックプロジェクトが奇跡的に成し遂げられた訳である。なのにそんな選び抜いた相手に失望と絶望が日々沸き起こる妻は多い。選んだ相手だからこそ、
    期待もしているし分かってもらいたい、わかるはずと思うからだ。たまたまバスで隣り合わせたおじさんには何も求めないが、人生を共にする一人に選んだ夫なのに・・・と思うのは当然かと思う。
    多分夫婦二人のそのままなら条件は変わらず行けるのだろうが、子供ができると突然共同作業になる。
    そこで一気に崩壊することは多い。まず妻は夫の母親ではない。
    夫婦とは男女であり、父母であり、夫妻であり、同志であり朋友である。人生のあらゆる場面でこの数々の役割と関係を違う二人がこなしていかねばならない。ここには途方もない努力が必要だけれど、その努力を生み出す原動力は何だろう。。愛なのか、責任なのか、義務なのか。奥さんが毎日お弁当を作る姿勢にその強い意志と母としてのプロフェッショナルさを感じたのは私だけだろうか・・?ただ子供から見た視点はまた全く別のものになると思うが。。
    でも大人になったら母の思いを理解できると願う。

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