5.0
悲しみの先にまっているものは
13歳になって自分が妖精のイタズラで交換された子だとお互いが知るけど、その中で真実が告げられるまでに1人でだきることを増やしていこうとするアンナのひたむきさ。裏切られたと思ってしまうお兄さんの悲しみに、信じていたお兄さんにもあっさり切り捨てられてしまったアンナの悲しみ。読んでいて胸が苦しくなりました。
庶民として生きる術を覚えていくアンナと取り囲む周りの環境がこれからどうなっていくのかが楽しみです。
お兄さんともう会えないのかな。お互いの気持ちを伝えられる機会があればきっとお互いが報われると思うんだけども、やっぱり貴族と庶民じゃ難しいのかな。
とにかく読んでほしいと思える作品です。
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