3.0
すれ違いコメディから親族との対決へ
アデルを挟んだぶっとび主人公と勘違いヒーローのコメディから、義姉との衝突、実父との対立、底知れない神殿の策謀とじわじわシリアスな展開が続きます。
困難を三人で乗り越えるごとに絆が深まる一方、主人公の生い立ちと薬を巡る深刻な状況が明らかに。
主人公の儚げな容姿と言動のギャップが印象的でした。
-
0
10784位 ?
アデルを挟んだぶっとび主人公と勘違いヒーローのコメディから、義姉との衝突、実父との対立、底知れない神殿の策謀とじわじわシリアスな展開が続きます。
困難を三人で乗り越えるごとに絆が深まる一方、主人公の生い立ちと薬を巡る深刻な状況が明らかに。
主人公の儚げな容姿と言動のギャップが印象的でした。
王女としてゲーム知識を活かして人材確保とレベリングに勤しみ世界制覇したにも関わらず、父王から妹姫と共に結婚相手を選び、相手次第でどちらが弟王子の摂政になるか決めると告げられた主人公。戦功を挙げた部下も候補の一人となり何かと気遣ってくれるものの、本命らしき宰相の息子は何かがおかしい。考えなしの妹姫と結婚しても政敵になるだろうし、自分が結婚するにしても違和感がひどい。人当たりはよく、見目麗しい人物ではあるのだが...。
妙に濃い秘書は元暗殺者で被虐趣味、部下の魔術師は飄々としているが主人公に救われたこともあり執着は強そう。
キャラはそれぞれたっている。
絵は華麗で戦闘シーンも迫力がある。
巫女の予知能力・生け贄の要件・宗教体系などがばらばら説明されてわかりにくい。
なぜここまで巫女の地位が低いのか?
そして死に関わる予知しかできないのに、来訪者が望むようなことしか言えず、結果的に期待を裏切ることになるなら、かえって信仰を損なうのでは?
複雑な設定のわりに主人公が天然すぎて要領を得ない上に、ヒーローの素性もわかりにくい。
1つの設定をぐるぐる回りながら理解していく感覚。
原作では継子を虐待の末追い出したところ、憑依して待遇改善に努めるものの既にトラウマになっていて自分で養育するのは無理そう。原作の養子先と交渉して養育してもらおうとするが、信頼関係を0から作るためにスパイ狩りを敢行。逆上して人質にとられてしまう。
絵は綺麗で継子は可愛らしいが、よくある話で続きを買う気にはならなかった。
貴族の令嬢として母から過剰な体罰を受け、放蕩三昧の父を抜かして爵位を継いだ姉。先代の遺言の穴を縫うようにして異母妹が連れてこられ、財産分与を主張する父。とりあえず屋敷に留め置き血統鑑定の手配をするが、異母妹は傭兵で思いもよらない言動をとる。カルチャーショックとダメ父を乗り越えて、姉妹は理解しあえるのか。
人形のような姉と自由闊達な妹の対比が面白い。
突然王子が伯爵邸に立ち寄り、継承の指輪をメイド長に預け、伯爵夫人に双子の秘密を教えた後に事故死。訃報を聞いて駆けつけようとした双子の弟が嵐の中襲われ、メイド長の自室に匿うことに。しかし何故か王国軍が賊として捕えるために、王甥までつれて乗り込んできて...。
国王が病床に伏せ、王子が死んだとはいえ、誰が王国軍の指揮権握っているのか不審に思う。王弟が代理に任じられた描写はなく、伯爵邸に踏み込むなら捜査令状が必要だし、王甥に実権があるのも不可解。これでは私軍。
絵柄は無料分最後まで安定せず、絶世の美男とされる弦がそう見えないことも多々。
母帝と娘はいくら似ていると言えど、区別がつかなすぎて混乱することも。
西国についてからは西帝や黄門侍郞との駆け引きになるかと思いきや、男性陣や宮女を通して妓楼の主との勝負に。後を追ってきた部下が妓楼の保護管理下に入ってしまったのが吉と出るか凶と出るか。
女性陣はバラエティ豊かですが、どうも男性陣は??
敵味方問わず端麗な立ち絵で崩れることもほぼない。配色で親戚関係がほぼわかるのは良し悪し。
宮廷劇らしい陰鬱な策謀と主人公が持ち込む学園コメディのようなノリのギャップが、面白い時もあれば、白けるときもある。
ヒーローがあまりに天然すぎて、恋愛面は亀の歩みを皆で見守る感じ。
死んだ公女の代わりをつとめるヒロインと遺伝魔法でウサギになった大公が、秘密に悩みつつ王家の兄妹と交流する話。
ヒロインは拾ったウサギが大公だと知らないまま、お風呂にはいったりキスしたりやりたい放題。大公は困惑しつつも、強欲公爵の圧力で王子や王女と接触するヒロインに気持ちを寄せていく。
癇癪持ちの王女と忍耐強いヒロインの仲は良好だが、飄々とした王子は大公と奇妙な関わりを持つ公女に探りをいれようとする。さらに側近の侯爵子息は妹を妃に推している都合、ヒロインとはピリついた関係。
二人はピンチを乗り越えられるか。
可もなく不可もなく、さらっと読める。
元々が女傭兵で仲間に始末されて気づいたら異世界の女騎士になっていた...という珍しい設定。過酷な状況で育って戦争や暗殺に従事していたわりには荒んでいないが、どこか人形めいていて異世界の人間味溢れる騎士たちや思慮深い王子からは奇妙に映る。前世の技量を活かして訓練や潜入を行うが、敵の大魔法使いに雇われることになり彼の置かれた苦境に寄り添うことに。魔法を習いつつ敵軍の情報を集めていたが、兵士から性的暴力を受けそうになり、殺害して逃亡。スパイ疑惑をかけられて大魔法使いは苦しい立場になりつつも主人公を擁護し、決戦では命をかけるが......。
がっつり潜入パートがあって面白いが、冗長に感じる人もいるかもしれない。全体的に展開はゆっくりめで淡々と進む。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
転生したら推しの母になりました