3.0
主人公の粗が目立つ
他人への要求と自分の実力が釣り合わない主人公で、意見の違う相手への物言いがかなりきついというか、余裕がなく押し付けがましいです。自分のミスもそこそこ多いのに、何故ミカエルや吟遊詩人、他国の女王に対してあそこまで言えるのか。戦力差の大きい相手に対して戦争ではなく降伏して自治権を確保するという判断も君主として間違いではない。他国を巻き込んで共同戦線を張るか、国境から多少引いて防衛陣地を固めるか。持ちこたえる手立てが用意できないなら、無闇に戦争して犠牲者や捕虜を増やすべきではない。攻め込まれた時に戦争すべきか否かは状況によって変わるので、君主の身勝手とかそういう問題ではありません。第一、魔竜を始末せずに同行している主人公が言えることですか。
始めは子供だからと思っていましたが、主人公は一向に成長しません。
戦闘シーンには迫力があり、全体的に絵の水準は高いものの、主人公のデザインは微妙です。主人公のルックスも性格もいまいちだと、いくらヒーローが格好良くてもきついです。
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1
エバンジェリンの剣