5.0
戦争PTSDの悲劇
よくある西洋ファンタジーかと思いきや、現実世界の貴族社会と戦争を題材にした骨太の愛憎劇でした。
ファンタジー要素は回帰くらいで、当時の貴族女性の不安定な立場や精神医療として行われたリスクと効果の釣り合わない「治療」、メイドの無責任な噂、こじれていく夫婦関係......。ダウントン・アビーの戦争関連の話を抜き出したような感じです。
読んでいてしんどくなることもありますが、世界情勢があやしい今こそ読んでおくべきやもしれません。
端正な絵柄に救われますね。
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運命は時の彼方に