5.0
出産は十人十色
広告でみつけて、とんできました。
ドラマでたしか綾野剛がやってたやつだなぁ。なんて思いながら。
ドラマは見てなかったのですが絵が癖ありますね。綾野剛を想像してたので、あっ表紙の人が綾野剛かぁ。と、少し受け入れがたさがありましたが、ストーリーは本当に1つ1つ素晴らしかった。出産って妊婦さん1人1人状況が違うものだから助産師さんも産科医さんも本当に大変だと思う。何が起こるかわからない妊娠期間から出産までの間担当してくれる先生方には本当に頭が上がらない。
私は持病があったため大学病院でないと出産が不可能と言われ大学病院で子供達を産みました。妊娠中は尿淡白がですぎたり、色々と持病との関係で身体を悪くしてしまったりしたけど無事普通分娩で2人の子どもを授かることができました。
もともと子どもが好きで沢山欲しいと思ってたのですが、2人目出産後持病が悪化してしまい
入院する事に。子ども達はその間主人や私の祖父母や弟、叔母さんが助けてくれて本当に申し訳なかったけど、有りがたかった。
私は持病の悪化26歳にしてもう子どもをつくることは出来ないと医師に言われて凄く苦しかったけど、今いる2人の子どもを大切に育てたいと思っている。
出産が病気ではないのは分かる。でも死と隣り合わせであることも忘れちゃいけない。子どもが無事に産まれること、母体が無事であること。これらは奇跡に近いと言っても過言ではない。日本の小児医療の技術は世界トップクラスの為他の国でなら死んでしまうような場合でも日本なら助かる可能性が高い。それでしても死んでしまう命があること。良いことばかりで、幸せなお産のお話というよりも、どれだけのリスクがあり、危険を伴う事があるという少ない確率ではあるが、そちらに焦点を当てたストーリーになっている。
お話を読み終えたらドラマも観てみたいと思います。
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