4.0
好きです。
冒頭は、結婚したばかりの二人がまさに新生活をスタートさせようというタイミングです。
新居に引越し、必要なものをリストアップしていく、二人の何気ないやり取りが微笑ましい。
このまま日々の暮らしが穏やかに描かれていくのかなと想像します。
読むこちらも同じく穏やかな気持ちになれそうです。
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67位 ?
冒頭は、結婚したばかりの二人がまさに新生活をスタートさせようというタイミングです。
新居に引越し、必要なものをリストアップしていく、二人の何気ないやり取りが微笑ましい。
このまま日々の暮らしが穏やかに描かれていくのかなと想像します。
読むこちらも同じく穏やかな気持ちになれそうです。
子供の頃は両思いだった男女が、その後大きな事件を経て互いの関係性を変えてしまうストーリー。
主人公の女性は放火犯で、懲役を終えたばかり。しかしなぜ放火をはたらいたのか、そもそも彼女がやったのか、詳しいことはまだ何も語られていません。
ふとした時にひどく怯える様子や、体中にできた痣などから、彼女には何か深刻な事情があるのではないかと想像します。
お相手の男性は、主人公に裏切られたと主張しています。それがどんな経緯でなのか、そしてそこも真偽のほどはわかりません。
彼には特殊能力が備わっており、相手の記憶を見ることができます。そこが物語の鍵になっていくでしょうか。
序盤は全体的に謎が多く、これもそれも理由がわからない、本当なのかもわからない、といった展開が続きます。謎がひとつひとつ明かされていくことに興味を持って読む楽しさはあると思いますが、一方では「?」が多すぎて物語に入り込みづらい印象も。
こんなむごい育てられ方で大人になる辛さに、やりきれない思いで読みました。
我が家も子供たちが小さい頃にはおもちゃや洗濯物が散乱して大変なことになっていましたが、どんなに散らかっていても、ゴミ捨てを滞らせることはありませんでした。
世間にあまたある『散らかった部屋』と『汚部屋』との決定的な違いは、そこにあるのかなと思います。
ゴミを捨てずどんどんと積もっていって汚部屋になる、その過程には、家人の精神の病みが関わっているのでしょう。主人公の母親が娘を支配しようとする行動にも異常性が見られ、単に性格に難ありというだけでは片付けられないいびつさが印象的でした。
主人公は非常に辛い子供時代を経験しながらも、
努力で東大に合格し、そこで友人から親身な助言をもらえたことが本当に良かった。自分では気づくことのできないひどい境遇を誰かに気づいてもらうこと、見つけてもらうことは、そこから抜け出し新しい人生を歩むための希望の光になりますね。
勇気を出して好きな人に(背後から)告白するも、振り返ると人違いで……というストーリー。
私は思います。これは必然だったのではと。元々、主人公はこっちの彼と縁があったのだと。それを違う相手に告ろうとするものだから、運命が人違いをさせて導いてくれたのだと。
そんなふうに思えるような素敵な出会いです、結果。
全体的には、ありがちな恋愛漫画だと思うんです。主人公がひょんなことから年下男子と知り合い、その男子にはどうやら同年代に好きな女子がいて、でもその子には彼氏が……といったストーリー。
他の恋愛漫画と大きく違う点は、主人公に『手を握るとその人の運命の相手が見える』という特殊能力が備わっていること。その設定により、物語の進行にワクワク感があります。新たな登場人物が出てくる度に、この人の運命の相手は誰だろう、主人公はいつこの人の手を握るのかな……と、興味津々で読み続けることに。作者様にまんまとしてやられました。笑
タップ読みでちょっと読みづらいですが、慣れればなんとか。
皆さん思ってらっしゃる。『この漫画を、育児をしない全パパに読ませたい』と。私もそう思います。
だがしかし、読まないんです。残念なことに。
もう、『ファザーシッター』というタイトルからして警戒しているわけですよね、相手は。そしてサブタイトルを見た日にはもう、作中に自分のような父親のことが描かれていると、そして糾弾されていると、確信するわけです。
この漫画が目につくところに置いてあっても、当該パパは読みません。ましてやママが「読んでみて」などと言ったら、もうそれだけで責められていると思って読みません。
残念ながらこの作品は、ママたちが共感してスカッとするためだけに読まれます。本当に残念です。
ありがちな恋愛漫画かなと思って読んでみたところ、なかなか独創的で予想外に面白かったです。
若き日の二人がすれ違う描写が痛々しく、学生時代の恋愛って往々にして不器用なものだよなあと妙に共感しました。
それを引きずったまま大人になって再会した二人が、すれ違いを解決できないままに惹かれ合ってしまう姿にぐっときました。
そして、あの時に出せなかった勇気を出して、ちゃんと自分の気持ちを伝えられた二人。答え合わせをする機会があって本当に良かった。世の中には、お互い大好きなのにほんのちょっとの誤解からすれ違って、そのまま永遠に別れてしまった若きカップルが、星の数ほど存在すると思うので。
同年代を好きな気持ちも、遥か歳上を好きな気持ちも、全く同じ恋心。好きな相手のことしか見えない。好きなことに理由はいらない。それが若さです。
若い女子がおじさんを好きになることは珍しくないと思う。車の運転ができたりお酒やタバコをたしなんでいたりと、わかりやすく大人でカッコよく見えるし、同年代より包容力があるから。
あとはおじさん側の問題。女子の恋心につけ込んで手を出してしまう事例も、現実で多々ありますね。
作中の女子高生とバイト先の店長は、果たしてどんな関係になっていくだろう。若さ溢れる青春の瑞々しさと、その眩しさに戸惑うおじさんの、この先が気になります。
私も他人の容姿や価値観に勝手にごちゃごちゃ言う行為をくだらないと感じます。ファッションは人それぞれ。本人が良いと思うものがその人にとって何より。髪型も、メイクも、ライフスタイルも同じです。
他人のパーソナルな部分に不躾に言及してくる人の言葉には、たいてい悪意が込められていますよね。そんなものを気にして悩むのは、自分の大切な時間の無駄遣い。わざわざ悪意を受け取る必要なんてない。そう思ってこれまで暮らしてきました。
私のことを変人だと言う人は少なからずいますが、いちいち人のことをあげつらうあなたは暇な人ですね、という感想のみです。
初瀬さんのように歳を重ねていけたらいいなと感じます。人を嗤ったり揶揄するのではなく、相手の個性を尊重して、自分のことも自分で認めて、そうして凛と老いていけたら清々しいなと。
これはなかなか興味深い。誰もにやって来る、人の命が終わる時のお話です。
独り身で看取る人がいない場合の本人の死後に起こる状況がとてもリアルに説明されていて、わかっていたつもりのことがこんなにも認識不足だったのかと愕然としてしまいます。孤独死のその後……なんともしんどい。
人それぞれの境遇の違いが対比的に描かれているところにも興味を持ちました。例えば専業主婦と独身キャリアウーマン。親に大学の学費を出してもらった人と、奨学金で通った人。人はとかく主観でものを考えがちですが、自分とは違う境遇の人について客観的に思いを巡らすことの必要性を改めて実感しました。
絵がユーモラスで好きです。シリアスな内容ながら、時に主人公の表情が衝撃的で爆笑してしまいます。
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新婚のいろはさん