チールーさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全190件
  1. 評価:4.000 4.0

    NEW
    斬新

    超少子化の未来を描いた作品。
    子供は社会の「宝」であり、ひと所に集められ大切に育てられています。大人は子供たちに敬語で丁重に接し、当然のように子供たちは甘やかされ、その結果、問題行動なども見られるように。

    そんなさなかに現れる伝説の大人、サンタクロース。全ての子供を愛し手を差し伸べるこの存在が、いびつになってしまった世界をどのように救うのか。

    ストーリーが複雑でわかりにくいところもありますが、作品の独特の世界観はとても個性的で魅力的です。
    改めて、サンタクロースは世界中で善良な大人の代表なんだなと再認識しました。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    これは続きが気になる

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    訳あって平民の暮らしをしてきた皇女が、満を持して都へ上がることに。しかし成り上がりを夢見る村長の娘(親友)に騙され、なりすまされてしまう。主人公は口封じに命を狙われ、追われてなんとか逃げ込んだ廃寺で、ある男性に助けを求め……。
    と、ここまでが1巻の内容です。
    なかなか面白い。続きが読みたくなります。

    ちょっと癖毛で引っ込み思案な主人公。でもきっと磨くと美しくなるんだろうなと想像のできる、宝石の原石のような娘です。
    この先、主人公は自分こそが本物なんだと証明することができるのか。廃寺で出会った男性(イケメン)は誰なのか。この先の展開が楽しみです。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    心の美しい二人

    設定としてはもう、この上ないほどに『よくある』ものです。しかしながら、余計な寄り道がなくどんどん読める点や、美しい描画、何より主人公とお相手の皇子の心持ちの良さがこの作品の魅力です。

    民のための政治を行おうと努める第二皇子の勇豹様と、それを支える妻の主人公。二人の優しさと芯の強さが好きです。皇子側近の忠真も色々とグッジョブで好感が持てます。

    実は主人公は死に戻りをしていて、一度目の人生では目を向けなかったことを二度目では大切に拾っていきます。そうすると一度目では見ることのなかった世界が開け、事態が好転していきます。
    このエピソードは、私たちの生活の参考にもなると感じました。死んで戻らなくとも、今生きているこの時に、小さなことでも一歩踏み出す勇気を持てたら。

    一度目の人生では勇豹様とほとんど顔を合わせなかった主人公が、二度目では心を寄り添わせようと自ら進んで側へ行きます。その距離感にまんざらでもない勇豹様のご様子が微笑ましく、読んでいて顔が綻びます。

    • 6
  4. 評価:4.000 4.0

    センスが良い

    悩みを抱える二人の女性が主人公として描かれ、ふたつのストーリーが並行して進んでいきます。

    絵の雰囲気、セリフ、エピソード、どれもにセンスの良さを感じます。現実味のある題材を扱っていながら、随所に詩的な感覚を散りばめているようなオシャレな印象があります。

    ストーリーそのものはなかなか重い部分があり、読者の中には同じ悩みを抱える人もいるのではと感じます。性自認をテーマとする作品ですが、恋人同士のすれ違いや夫婦の冷えきった生活、職場の人間関係など、誰にでも心当たりがあるような身近な悩みも語られます。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    好きです。

    冒頭は、結婚したばかりの二人がまさに新生活をスタートさせようというタイミングです。
    新居に引越し、必要なものをリストアップしていく、二人の何気ないやり取りが微笑ましい。

    このまま日々の暮らしが穏やかに描かれていくのかなと想像します。
    読むこちらも同じく穏やかな気持ちになれそうです。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    幾重にも謎が

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    子供の頃は両思いだった男女が、その後大きな事件を経て互いの関係性を変えてしまうストーリー。

    主人公の女性は放火犯で、懲役を終えたばかり。しかしなぜ放火をはたらいたのか、そもそも彼女がやったのか、詳しいことはまだ何も語られていません。
    ふとした時にひどく怯える様子や、体中にできた痣などから、彼女には何か深刻な事情があるのではないかと想像します。

    お相手の男性は、主人公に裏切られたと主張しています。それがどんな経緯でなのか、そしてそこも真偽のほどはわかりません。
    彼には特殊能力が備わっており、相手の記憶を見ることができます。そこが物語の鍵になっていくでしょうか。

    序盤は全体的に謎が多く、これもそれも理由がわからない、本当なのかもわからない、といった展開が続きます。謎がひとつひとつ明かされていくことに興味を持って読む楽しさはあると思いますが、一方では「?」が多すぎて物語に入り込みづらい印象も。

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    しんどい実話

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    こんなむごい育てられ方で大人になる辛さに、やりきれない思いで読みました。

    我が家も子供たちが小さい頃にはおもちゃや洗濯物が散乱して大変なことになっていましたが、どんなに散らかっていても、ゴミ捨てを滞らせることはありませんでした。
    世間にあまたある『散らかった部屋』と『汚部屋』との決定的な違いは、そこにあるのかなと思います。

    ゴミを捨てずどんどんと積もっていって汚部屋になる、その過程には、家人の精神の病みが関わっているのでしょう。主人公の母親が娘を支配しようとする行動にも異常性が見られ、単に性格に難ありというだけでは片付けられないいびつさが印象的でした。

    主人公は非常に辛い子供時代を経験しながらも、
    努力で東大に合格し、そこで友人から親身な助言をもらえたことが本当に良かった。自分では気づくことのできないひどい境遇を誰かに気づいてもらうこと、見つけてもらうことは、そこから抜け出し新しい人生を歩むための希望の光になりますね。

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  8. 評価:4.000 4.0

    きっかけは人違いでも

    勇気を出して好きな人に(背後から)告白するも、振り返ると人違いで……というストーリー。

    私は思います。これは必然だったのではと。元々、主人公はこっちの彼と縁があったのだと。それを違う相手に告ろうとするものだから、運命が人違いをさせて導いてくれたのだと。

    そんなふうに思えるような素敵な出会いです、結果。

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  9. 評価:4.000 4.0

    手を握ると見える運命の相手に興味が湧く

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    全体的には、ありがちな恋愛漫画だと思うんです。主人公がひょんなことから年下男子と知り合い、その男子にはどうやら同年代に好きな女子がいて、でもその子には彼氏が……といったストーリー。

    他の恋愛漫画と大きく違う点は、主人公に『手を握るとその人の運命の相手が見える』という特殊能力が備わっていること。その設定により、物語の進行にワクワク感があります。新たな登場人物が出てくる度に、この人の運命の相手は誰だろう、主人公はいつこの人の手を握るのかな……と、興味津々で読み続けることに。作者様にまんまとしてやられました。笑

    タップ読みでちょっと読みづらいですが、慣れればなんとか。

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  10. 評価:4.000 4.0

    だがしかしパパは読まないんです。

    皆さん思ってらっしゃる。『この漫画を、育児をしない全パパに読ませたい』と。私もそう思います。

    だがしかし、読まないんです。残念なことに。

    もう、『ファザーシッター』というタイトルからして警戒しているわけですよね、相手は。そしてサブタイトルを見た日にはもう、作中に自分のような父親のことが描かれていると、そして糾弾されていると、確信するわけです。

    この漫画が目につくところに置いてあっても、当該パパは読みません。ましてやママが「読んでみて」などと言ったら、もうそれだけで責められていると思って読みません。

    残念ながらこの作品は、ママたちが共感してスカッとするためだけに読まれます。本当に残念です。

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