チールーさんの投稿一覧

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51 - 60件目/全399件
  1. 評価:3.000 3.0

    私が苦手なのは

    主人公が幼稚であるとか、愚痴ばかり言っているとか、それらは問題ではないです、私には。
    大人でポジティブで仕事ができて愚痴ひとつこぼさない主人公の登場が良い作品の条件ではないので、主人公が幼稚でも、ネガティブでも、仕事ができなくても、そこは別にいいと思います。世の中にいくらでもいるそういう女性が主人公で、彼女がその後どうなっていくのか、何かの気づきを得て変わっていくのか、そういう点を楽しみながら読める作品であればいいのだと思います。

    私がちょっと苦手だなと感じたのは、ストーリーの進行速度。恋愛経験の乏しい主人公と拗らせ系の彼とのお話ゆえ、なかなか進展しないことは承知で読み進めているのですが、特に必要性を感じないエピソードがあったり、間延び感がしんどくて退屈してしまいました。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    痛快

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    コニーが良い!万能であることはもちろんながら、彼女の性格がとても好きです。
    辛い子供時代を過ごしながらも、それを悲観することなく自分で道を切り拓いていく、その姿が頼もしい。
    身内の問題児たちが酷い手段をもって干渉してきても、決して流されない毅然とした心を持っているコニー。後に己の所業に気づき反省する者には、いつまでも恨みごとを言わずスパッと許す懐の深さもあります。

    女中の仕事、事務仕事、情報収集その他数多の仕事を、コニーは全て完璧に、ものすごい速さでこなします。身体能力も備え、力も強い。憧れます。私にもコニーのスキルがあったら、家事を鬼スピードで片付けたいです。笑

    コニーの周囲には個性豊かなイケメンたちが数人いますが、彼女を射止めることができる男は果たしているでしょうか。物語の行く先が楽しみです。

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    覚えきれない

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    『1クラス全員が、自殺した女子からそれぞれに宛てられた遺書を、1人ずつ順に公開していく』というストーリー運びが、読んでいて少し疲れてしまいました。まず、キャラの描き分けがわかりづらい。人数が多いのでそこはしんどかったです。名前と序列の順位、どの生徒がどんな遺書を公開したのか、どんなエピソードを抱えているのか、それらを覚えておくのも大変です。
    ストーリーそのものは面白い予感があるので、まずは登場人物たちの諸々を覚えられないままに読み進めてみようかなと思っています。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    温かい

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    素敵な世界ですね。透明人間や獣人、エルフなどの種族も、人間も、皆が一緒に暮らす世界。異種間の恋愛や結婚もあり、人間の男性同士のカップルもいて、皆がごく自然に違いを受け入れています。
    主人公カップルがとても微笑ましい。二人の間にはいつも優しく温かな時間が流れています。
    二人がいつか結婚することが最初からネタバレされた状態でのストーリー進行が安心感を生んでいて、心穏やかに読めます。ほっこりしたい方におすすめの作品です。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    なんと微笑ましい

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    旦那様アルトルにやられました。めっちゃカッコいいです。容姿が良いのはもちろんのこと、さりげない気遣いや無理強いしない優しさが素晴らしい。クールを装いながらも主人公にメロメロなのも、なんとも微笑ましいです。これはずっと見ていたい。

    主人公は過去のトラウマで男性恐怖症になっています。辛いのは主人公なのに、それに腹を立てて怒鳴り殴る父親のなんと愚かしいことか。
    これからは素敵な旦那様の愛に包まれて、傷ついた心をゆっくりと癒していけますように。

    • 3
  6. 評価:4.000 4.0

    サスペンス

    怖いストーリーです。監視の理由が予想外でした。
    復讐に囚われた人生は悲しいけれど、もはや復讐する以外の選択肢がないほどに酷い仕打ちを受け、多くを失ってしまった主人公は、この先の人生の全てを懸けてでも復讐を果たそうとするのでしょう。
    主人公の行く末に、救いの光がありますように。

    • 3
  7. 評価:4.000 4.0

    予想より面白かった

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    タイトルや表紙絵の雰囲気から『あまり好みではないかな』と思いながらも、ちょっと覗いてみる気持ちで読み始めてみました。
    予想外に面白かったです。エピソードの盛り込み方が上手なのか、飽きずにどんどん読めます。
    登場人物たちが個性豊かで良いです。それぞれのカップルの行方を見ていくのが楽しい。
    ストーリーとしては、主人公の女児だけが知っている『実はこれは小説の世界のお話で、原作のヒロインが亡くなってしまったことで物語の内容がどう変化していくかわからない状態』であるという設定が、読み始めた当初は難しく、諸々を把握するのにちょっと手こずりました。でも根気よく読んでいると、そのうちなんとなく解ってきます。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    眩しい。応援したくなる。

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    新しい視点の宇宙漫画。未来への希望溢れる作品です。また、子供の言語教育に一石を投じる意欲作でもあると感じました。

    バイリンガル教育を施している最中に両親が亡くなり、どの言語も拙いままとなってしまった主人公の小学生女子、ありす。周囲の同級生たちは、ありすが帰国子女だから日本語が苦手なのだと認識しています。
    明るく容姿が美しいありすは、学校では人気者の立ち位置。ですが……。

    子供とは往々にしてあっけらかんと残酷なもので、同級生たちは日本語でのコミュニケーションが上手くできないありすのことを悪びれもなく赤ちゃんと呼んだり、責任のある仕事に推せるタイプではないよねと言ったりします。ありすはだんだんと、自分は頭が悪く、できないことだらけなのだと思うようになっていきます。そしてその感情すらもうまく言語化できずにいます。

    そんなありすに手を差し伸べるのが、隣のクラスの天才、犬星君。小6の卒業間近に、犬星君はありすの語学力がどの言語も年齢に達していない、いわゆるセミリンガル状態であることに気づきます。地元の別々の中学校に進学した2人は、毎日1時間、ありすの語学力向上のために会って勉強をすることに。

    読んでいて、青春だなと感じました。ありすが犬星君の言葉によって呪縛から解き放たれ、夢を溢れさせていく過程がキラキラ輝いていて。
    孤高の天才である犬星君もまた、本当は友達が欲しい人。アプローチが天才すぎて周囲が引いてしまい、淋しい思いをしてきたんですよね。
    そんな犬星君の発想に、初めて全力で応えたのがありす。2人が一緒に未来を見据えて前に進んでいこうとする、その姿が眩しいです。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    カルマの法則

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    恋愛ものでありながら重くしんどい内容も含まれる作品ですが、ストーリー構成がきちんと出来上がっているので比較的サクサク読めます。絵も綺麗めで見やすいです。私は人物の目の描き方が特に好きです。

    職場でのいじめなど重めのエピソードが連続する展開について、また主人公の笑えない過去の所業については、『自分がしたことは自分に返ってくる』という物語のテーマに必要なものなので、それらを受け入れがたいと感じる読者にはこの作品はおすすめできません。
    『過去に愚かな行いをした主人公』という人物設定なしではこの因果応報ストーリーが成り立たないので、この作品の主人公の性格には多少の難があります。それを理解した上で読み進めるといいと思います。

    若気の至りとはよく言ったもので、誰しも学生時代に大小の過ちをおかしているもの。言ってしまえばお互い様かも知れない、大人になれば互いに水に流せそうなもの……と、やった側にとってはそんな認識のいたずらや悪ふざけが、やられた側にとっては決して水になど流せない事例だったりする場合があります。このお話は、やった側の主人公とやられた側の夏目巡の物語です。

    高校時代の主人公は夏目巡以外の人物にもいくつかやらかしていて、大人になってもそれを忘れない相手から仕返しをされます。因果応報、カルマの法則です。
    それにしてもちょっとしんどい。私は読んでいて、そろそろカルマは解消されたのでは?もう許されてもいいのでは?と思いました。若い頃にやってしまったデリカシー皆無の悪ふざけと、大人になってからの計画的で陰湿な仕返し。それでもうイーブンなんじゃないかと。

    主人公と夏目巡の恋愛の描写については、恨みや罪の意識が絡まってこじれて、双方が複雑な心情になってしまうところにぐっと来ます。ふと学生時代の良き日の二人の雰囲気が見られることも。

    • 0
  10. 評価:3.000 3.0

    幾度もつまづきながら読み進める

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    スムーズには読めません。なぜなら主人公の思考と行動が突飛すぎるから。フィクションにしても許容しがたい部分が多く、読みながらどうしたものかと悩んでしまいます。
    序盤は、作者の価値観や考え方がそのまま主人公の性格に表れているのかなと思って読んでいたのですが、途中で武下先輩という真っ当な意見を言える保育士が登場したことで、作者の脳内にはちゃんと真っ当な考えがあるのにあえてこの主人公を設定したのだということがわかり、なおいっそうその意図が難解になりました……。

    とはいえ、なんだかんだで私は先を読み進めています。理由は、夜間保育所という題材が珍しいから。現実にも存在していて、夕食にお風呂に寝かしつけまでしてくれるというありがたい施設なんですね。夜に働く親御さんの救世主。その存在を知るきっかけとして、この作品が多くの人の目に留まるといいなと思います。ひとりでも多くのお子さんが、安心した夜を過ごせますように。

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