3.0
きっと誰も幸せじゃない。一見、物分かりよく静かな日々であったとしても、それぞれが目に見えない業火に焼かれている。そう感じました。
都合のいい不倫も、都合のいい結婚も無い。どちらも、決して癒しなんかじゃない。どちらも、逃げていては決して成り立たない。と思います。
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69位 ?
きっと誰も幸せじゃない。一見、物分かりよく静かな日々であったとしても、それぞれが目に見えない業火に焼かれている。そう感じました。
都合のいい不倫も、都合のいい結婚も無い。どちらも、決して癒しなんかじゃない。どちらも、逃げていては決して成り立たない。と思います。
主人公の男女、特に女性の方に共感が持てず、読み進めていってもイマイチ盛り上がりませんでした。歳の差を扱うなら、ストーリー的にもっと違うアプローチがあるはずでは?と思ったり。
どう説明したらいいのでしょうこの世界観を。目をそむけてしまうような悪夢、こんなとんでもないことに巻き込まれてしまう不条理。おぞましくて、でもつい続きを読んでしまうおかしな感覚。
あまりに酷い犯罪の描写があり、メンタルがやられます。制裁の場面では一瞬スカッとするのですが、やはり後味は悪いです。
お弁当の描写は美味しそうで体に良さそうで、好きです。
主人公を取り巻く人間関係は複雑です。色々な出来事が起こります。なんだかなぁというエピソードもありますが、人間ってこんなものかな、と妙にリアリティを感じたり。
命について深く考えさせられる回と、さすがにこの展開は無理があるのでは、と思ってしまう回との落差が大きいです。漫画なので脚色も多々あるのでしょうが、こういったテーマを扱う作品では、現実味を失ってしまうと読み進めるのが難しくなってしまいます。
現実ではなかなか知ることのない世界を、怖い物をこっそり覗かせてもらうようなイメージで読ませていただきました。人間の色々な面を見ることができますが、胸が苦しくなるような読後感です。
否応なしに始まる、命懸けの家族対抗ゲーム。拒否できない、逃げられない極限の状況。怖いです。
ただただ無作為に殺し合いをするだけのストーリーではなく、平常時でのご近所さんの人間関係が反映されていたりして、これは何か伏線があるかも。
怖がりながらも興味深く読ませてもらっています。
育児漫画として、とてもいい作品だと思います。新米パパママの奮闘記として。
ただ、二人が65歳と70歳であるという設定を盛り込んだので、読者もこれを育児漫画として読むだけというわけにはいかなくなります。
その観点で感想を述べさせてもらうと、『設定を活かしきれていない』と感じました。せっかく『70歳で初産』という現実ではちょっとありえない設定にしたのだから、そこをもっと突き詰めなければこの作品の意味が薄れてしまう。お産にはもっと奥さんの命が危ぶまれることがてんこ盛りになるはずだし、病院側にしてみたら、総力をあげての一大イベントとして臨むはず。ところが、すんなり出産して、後陣痛が痛いとかおっぱいが出ないとかのレベルの話だけ。それではせっかく70歳に設定した意味がないのでは……と。もしも70歳で出産したらその体にどんなことが起こりうるか、そこをもっと表現できてたら興味深い作品になっただろうなと思いました。
ただ、親が何歳であっても、生まれてくる命は尊いし、親が子を思う気持ちは同じ。そこはしっかりと感じさせてもらいました。子供は生まれてきたいからお腹に宿る。親は宿った子供がこの世に生まれる手伝いをする。それ以上でもそれ以下でもないと、私は思っています。だから、もうそこに宿っている命に対して、高齢で産むことを無責任だとは思いません。
お金のあるなしにかかわらず、お年寄りと接するのは何かと大変ですよね。この作品では、お年寄りの困った行動にお金持ちのレアケースが相まって、とんでもないことが起こりまくってます。面白くもあり、さすがにちょっと笑えないものもあって、興味深く読ませてもらっています。
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