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命について深く考えさせられる回と、さすがにこの展開は無理があるのでは、と思ってしまう回との落差が大きいです。漫画なので脚色も多々あるのでしょうが、こういったテーマを扱う作品では、現実味を失ってしまうと読み進めるのが難しくなってしまいます。
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57位 ?
命について深く考えさせられる回と、さすがにこの展開は無理があるのでは、と思ってしまう回との落差が大きいです。漫画なので脚色も多々あるのでしょうが、こういったテーマを扱う作品では、現実味を失ってしまうと読み進めるのが難しくなってしまいます。
現実ではなかなか知ることのない世界を、怖い物をこっそり覗かせてもらうようなイメージで読ませていただきました。人間の色々な面を見ることができますが、胸が苦しくなるような読後感です。
否応なしに始まる、命懸けの家族対抗ゲーム。拒否できない、逃げられない極限の状況。怖いです。
ただただ無作為に殺し合いをするだけのストーリーではなく、平常時でのご近所さんの人間関係が反映されていたりして、これは何か伏線があるかも。
怖がりながらも興味深く読ませてもらっています。
育児漫画として、とてもいい作品だと思います。新米パパママの奮闘記として。
ただ、二人が65歳と70歳であるという設定を盛り込んだので、読者もこれを育児漫画として読むだけというわけにはいかなくなります。
その観点で感想を述べさせてもらうと、『設定を活かしきれていない』と感じました。せっかく『70歳で初産』という現実ではちょっとありえない設定にしたのだから、そこをもっと突き詰めなければこの作品の意味が薄れてしまう。お産にはもっと奥さんの命が危ぶまれることがてんこ盛りになるはずだし、病院側にしてみたら、総力をあげての一大イベントとして臨むはず。ところが、すんなり出産して、後陣痛が痛いとかおっぱいが出ないとかのレベルの話だけ。それではせっかく70歳に設定した意味がないのでは……と。もしも70歳で出産したらその体にどんなことが起こりうるか、そこをもっと表現できてたら興味深い作品になっただろうなと思いました。
ただ、親が何歳であっても、生まれてくる命は尊いし、親が子を思う気持ちは同じ。そこはしっかりと感じさせてもらいました。子供は生まれてきたいからお腹に宿る。親は宿った子供がこの世に生まれる手伝いをする。それ以上でもそれ以下でもないと、私は思っています。だから、もうそこに宿っている命に対して、高齢で産むことを無責任だとは思いません。
お金のあるなしにかかわらず、お年寄りと接するのは何かと大変ですよね。この作品では、お年寄りの困った行動にお金持ちのレアケースが相まって、とんでもないことが起こりまくってます。面白くもあり、さすがにちょっと笑えないものもあって、興味深く読ませてもらっています。
サイズが変わるだけで、こんなにも全てが一変してしまうんですよね。動物の反応はリアルだと思いました。
猫を悪者のように描かないでほしいという文句は、猫好きの読者の感情でしかなく、そんな個人的な視点でいちいち批判していたら作品が成り立たなくなります。例えば『猫が好きだから、猫が悪者になる描写は自分には合わなかった』という感想ならいいと思うんです。感想は千差万別でいい。でも『そんなふうに描かないで』というのは違うんじゃないでしょうか。作品は作者のものです。
絵の描き分けが良くない。男性の顔が同じに見えてわかりづらいです。ストーリー進行も説得力に欠けるというか、どうも入り込めない感じです。テーマとしては悪くないと思うので、ちょっと残念でした。
ボタンをめぐる人間同士の争いが醜い。実際こんなことが起こったら、きっとこうなるんだろうな……という騒乱です。みんなで救われるために全員がお互いを信じて足並みを揃えて、なんて土台無理なんだろうな、と虚しくなります。
取っ替え引っ替え母親に寄生する……不気味です。主人公の頭の中、どうなっちゃってるんだろう。母親たちも皆おかしい。けっこうな狂気です。
おぞましくゾッとする描写がけっこうあります。
双方が相手に告らせたいという、今までにない設定。新しいと思います。
絵がちょっと苦手でしたが、読んでいくうちに慣れてきました。内容はけっこう笑えます。テンポよく読み進められて楽しいです。
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お別れホスピタル