チールーさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全62件
  1. 評価:3.000 3.0

    幾度もつまづきながら読み進める

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    スムーズには読めません。なぜなら主人公の思考と行動が突飛すぎるから。フィクションにしても許容しがたい部分が多く、読みながらどうしたものかと悩んでしまいます。
    序盤は、作者の価値観や考え方がそのまま主人公の性格に表れているのかなと思って読んでいたのですが、途中で武下先輩という真っ当な意見を言える保育士が登場したことで、作者の脳内にはちゃんと真っ当な考えがあるのにあえてこの主人公を設定したのだということがわかり、なおいっそうその意図が難解になりました……。

    とはいえ、なんだかんだで私は先を読み進めています。理由は、夜間保育所という題材が珍しいから。現実にも存在していて、夕食にお風呂に寝かしつけまでしてくれるというありがたい施設なんですね。夜に働く親御さんの救世主。その存在を知るきっかけとして、この作品が多くの人の目に留まるといいなと思います。ひとりでも多くのお子さんが、安心した夜を過ごせますように。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    読むと何かを失うレベル

    読み進めるとえぐられます。いや、えぐり取られます。読者の心の何かがえぐり取られて、葬られます。

    冷静に思い返すと、設定が大雑把だったりするんです。リアリティに疑問が生まれて、これをファンタジーとして捉えれば、もしかすると怖いもの見たさのメンタルで読めるのでは、と。

    ところが実際にページを開いてみると、そうはいかない。殺める者と殺められる者の生々しさが、臭いすら放ちそうなリアリティで襲いかかってきます。少年少女のこの上ない純真を搾取する醜悪な存在に、吐きそうになります。

    無料分を終えた後も、ポイントを消費して少しずつ読み進めています。
    でも、私は最後まで読めないかも知れない。

    • 0
  3. 評価:3.000 3.0

    1ミリも泣かず

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    私があまのじゃくなのか……。

    様々な夫婦のかたちがありますので、余命宣告をされた後の過ごし方に正解不正解は無いとは思います。それぞれの夫婦がそれぞれの時間を過ごせたら何よりです。

    そう前置きをさせていただいた上で、この作品の率直な感想を述べさせていただきます。

    余命わずかな妻がとことん嫌な奴になった場合、果たしてその死後に夫は『せいせいした』となるでしょうか。
    朗らかだった妻が病気で自棄になり残りの時間を幸せに過ごさず死んでいったことに、夫は無力感をおぼえるのでは。もしくは、妻からかけられた辛辣な言葉の数々がトラウマになって、ずっと引きずるのでは。

    もちろん辛いのは死にゆく妻ですが、それでも残される夫のために何かしたいのならば、思いきり笑顔で余命を存分に生きた方が、夫も悔いが残らずその後も前向きになれるのではと感じました。
    あくまでも私の感想です。

    最後に、遺影について。
    遺影は大勢の他人の目に晒されるものです。妻が夫にだけ見せたごくごくプライベートな表情を遺影に使って他人に晒すというのは、さすがに違うのでは?

    • 5
  4. 評価:3.000 3.0

    あともうちょっと

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    ウエディングプランナーの主人公が、自身が勤める会社の専務と偽装結婚をするお話です。
    提案者は他でもない、専務の父親である社長。次期社長である息子に足りないものは愛であり、あなたにはそれを教える立場になってほしいと、まるで新プロジェクトの担当者に任命するかのような依頼。そしてそれをやり甲斐ある任務だと引き受ける主人公。結婚ってそんなノリでいいの?というツッコミはさておき、ストーリーはテンポ良く進んでいきそうな予感です。

    無料4話を読みました。
    結婚をする2人のやり取りがほとんどないまま無料分が終わってしまうので、この先を読むかどうかを決める判断材料に欠けます。あと1、2話の無料があってくれるとだいぶ違うのにな、という感想です。

    • 4
  5. 評価:3.000 3.0

    うん、これはしまった方がいい。

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    結婚は往々にして我慢の連続だけれど、この事例は『しなくていい我慢』だと思います。何の生産性もない、すがる価値の微塵もない関係。まだ44歳、この男と人生を終えるにはあまりにもったいないです。
    佐伯君の息子さんと主人公がどんな関係になるのかはわかりませんが、まずは夫をピシャリとやってしまいましょう。

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    感情移入が難しかった

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    ここまで集まる?と言いたくなるほどに、主人公の周囲は酷い人間ばかり。いくらなんでもこうまで人に恵まれないものかな、とちょっとモヤっとしながらの読み始めでした。

    主人公の夫はわかりやすい不倫夫で、主人公を微塵も愛しておらず、読んでいて性格の良いところも見つからない。姑は絵に描いたようないびりをしてくるし、ご近所さんに嫁をいびっていると平気で話すような品のない人間。基本的にはどちらも単なるくだらない意地悪人間だなという印象です。復讐する価値もないような。

    けれど主人公が復讐をするに至ったのは、主人公の母親に対しての夫と姑の仕打ちが決め手だったのだと思います。女手一つで育ててくれた母を、夜の仕事をしていたことを理由に姑は酷く蔑み、ことあるごとに主人公の育ちが悪いと言い放ちます。(私にはどう見てもこの姑の息子である夫の方が育ちが悪いと思いますが。)夫に至っては、主人公の知らないところで主人公の母に結婚式に出席するなと告げていたことが判明します。
    愛娘の花嫁姿を見ることも叶わず病気で亡くなってしまった母を夫がとんでもない言葉で嘲笑うのを立ち聞きして、主人公は復讐を決意します。

    復讐の動機としてはしっかりしたものを感じるのですが、いかんせん夫と姑が性格が最悪なだけの単純な人間なので、わりと簡単に事が進んでしまう印象です。なかなかうまくいかずモヤモヤする復讐劇よりはスカッとしていいのかな、とも思いますが、ストーリー展開としてトントン拍子に行き過ぎの感も否めず。
    無料分が終わり、この先を読むか迷っています。

    • 1
  7. 評価:3.000 3.0

    不穏なまま続くストーリー

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    10話まで読みました。
    ここまでの印象を一言で言うと『不穏』です。
    主人公が幼なじみのエドリックのことを恋い慕う回想でも、エドリックが主人公への想いに気づく場面でも、なぜかその雰囲気はいつも『不穏』。
    エドリックの顔にはいつも冷酷そうな笑みがあり、主人公に至っては笑顔すら見せない。エドリックの母親は主人公に冷たく、息子ともうまくいってはいない。
    とはいえ、それぞれが表立って激しく揉めるようなことはなく、主人公のお見合いが静かに破談になったりしながらストーリーは続いていきます。
    エドリックの婚約者とその愛人が登場してからは、多少は表立って揉めますが、それにしても何と言うか、ヒタヒタと冷たい何かが近づいてきているような、そんな物語の進行です。
    この先はどんな展開になっていくのか、今の時点では全く想像がつきません。このまま暗いばかりのお話なのか、それとも主人公が何らかの光を見出すことがあるのか……。

    • 17
  8. 評価:3.000 3.0

    つかみどころが難しい

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    アイドルを目指す男性が志半ばで事故に遭い亡くなるも、そもそも彼はあの世の電算エラー(?)により違う体で生まれてきてしまっていたことが判明。もう一度、今度は本来生まれるはずだった体で生き直すチャンスを得る、というストーリー。
    二度目の彼は超絶イケメン。アイドルグループに所属し、あっという間に注目を集めて……。

    一度目では上手くいかなかったアイドルへの道のりを、きらびやかなビジュアルを得た今度こそは……という内容ですが、進行についていけないというか、うまくつかめない、入り込めない感がありました。私に合わなかっただけかも知れませんが、人物の行動や言動を追っていてもどこかつかみどころが難しい印象でした。

    • 1
  9. 評価:3.000 3.0

    独白が面白い

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    女子高生が蜘蛛に転生するというストーリーです。
    最初はヨワヨワ、でも少しずつレベルを上げてスキルアップしていきます。暗いダンジョンの中で、糸を張り巡らせてマイホームを作ったり、罠を仕掛けて獲物を捕食したり……と、元女子高生は自分が蜘蛛に生まれ変わったことをわりとすんなりと受け入れている様子。
    けれど、いつもコツコツ暮らしているばかりではなく、時に弱肉強食の場面に晒され、命の危険が迫る場面も。敵とのかなり緊迫した攻防も見られます。
    作中、カエルや他の虫などに言葉を喋る者はいないので、会話は皆無。蜘蛛の心の中の独り言のみで構成されています。この独り言が女子高生目線で、なかなか面白い。ついつい先を読み進めてしまいます。

    • 0
  10. 評価:3.000 3.0

    不気味

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    恐怖と言っていいぐらいの不気味さです。目をそらしておきたかったものを見てしまった感覚。ストーリーの不穏さと、そのどろりとした雰囲気に妙に合致した描画が特徴的です。
    絵に関しては、人によって好き嫌いが大きく分かれると思います。

    子供にとって、気づけばもうそこにあるのが家族です。主人公にとっても、兄にとっても、姉にとっても、家族はもうそこにありました。
    親としての適性が欠如しているであろう父親の影響は、子供たちひとりひとりに強く表れています。子供時代、おそらくはどうでもいいことを執拗に教えられ、人として大切なことは教えられなかったのではないでしょうか。そうして大人になった3人は、影響の出方に差はあれども、それぞれに何かを抱えて生きています。

    この家族は、家族としてどこかおかしい。父親の問題は現在進行形で、母親は寝たきり、兄は……。姉も、一見まともな主人公でさえ、この家の中で何かを狂わせています。
    現実の世の中にも、様々な家族が存在しています。この漫画のような家庭も、いやそれ以上に劣悪な状況の家庭もあるはずです。
    世の子供たちは、一体どんな家から学校に通ってきているんだろう。そんなことを考えて、なんともいえない不安を感じました。

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