5.0
幸せになってほしい
祖国のために隣国の第一王子に嫁いだ主人公。ところが夫は愛人を作りまくり、正妻である主人公をないがしろにします。姑である王妃にもいびられ、それでも主人公は祖国のために献身的に公務をこなし続けます。
ある夜、公の場で夫の愛人の1人に転ばされワインをかけられた主人公。夫は主人公に手を差し伸べず、それどころか叱り飛ばしてきました。主人公は涙ながらに宮殿を飛び出し、夢中で庭を走っていたら、薔薇に囲まれた美しい建物にたどり着き、そこにいた不思議な銀髪の青年に遭遇して……。
物語冒頭の説明から読み解くに、この銀髪イケメンは、腹違いの第二王子だと想像できます。彼はなぜか主人公を知っていて、自分の結婚相手だと言い放ちます。
過去に2人にどんな接点があったのか、なぜ自分の結婚相手だと言うのか、第二王子と主人公のこの先の展開が楽しみです。できるならば、主人公には第一王子ではなく第二王子と幸せになってほしい。道のりは平坦ではないでしょうけれど。願わくば、主人公の有能ぶりを知る王様が2人の味方になってくれたら何より心強いのですが……。
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引き籠もり王子の献身