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漫画らしい勧善懲悪
も、ちょっとあまりに遠近感なさすぎて、もう一度写生からお勉強してほしいようにも。いきなり「バーン」と扉を開いて現れて、全ての元凶である優柔不断な夫の頬に平手打ちを浦和せるパートの主婦とか、小学校低学年の読者は喜びそうですよね。で、時々小学生になった気分になって読みました。荒唐無稽さと絵の下手さと徹底した勧善懲悪の少年探偵団的な倫理観に癒されました。
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も、ちょっとあまりに遠近感なさすぎて、もう一度写生からお勉強してほしいようにも。いきなり「バーン」と扉を開いて現れて、全ての元凶である優柔不断な夫の頬に平手打ちを浦和せるパートの主婦とか、小学校低学年の読者は喜びそうですよね。で、時々小学生になった気分になって読みました。荒唐無稽さと絵の下手さと徹底した勧善懲悪の少年探偵団的な倫理観に癒されました。
素人にはなかなか入りにくい精神疾患の世界の入門書とも言えるでしょうか。先生が隠れた天才とか、昔の恋人の悲しいエピソードとか、はたまた精神疾患は心が弱いからとか、心が弱いままで生きていける社会がいい社会だとか、そういう余計なストーリーの潤滑油のような仕掛けはさておき、専門的な知識へのアクセスが容易になります。パニック障害なんてすごくハードルの高い領域ですし。
これは昭和の絵柄です。話の運び方も昭和です。わがままな女王様の美魔女母に地道な娘のコンビも、昭和の集英社少女漫画の王道でした。なんだかドッペルゲンガーとか昔の人の亡霊が蘇ったのをみているようです。令和のティーンの感想が聞いてみたいです。
なんだか40年くらい前の少女漫画雑誌にあった絵のような雰囲気で、ところどころスマホとか出てきたり、コロナのマスクが出てきたりで、令和の話だというのが信じられないけど本当、みたいな。読み続けるかどうかは微妙。導入が少し長すぎたかもね。
漫画家の独特な語り方に惹かれて読み始めました。押川さん本人の原作なんですね。実際にこんな仕事があるなんて知りませんでした。ウシジマくん的落ちるところまで落ちた人たちが出てきますが、どんな描写をされていても、卑しさよりも必死さが漂ってくる人間群像です。押川さんはやしきたかじんを思い出させます。昭和の下町のドンでしたね。
池田版。お弟子さんの絵なんだと思いますが、池田先生そのままでびっくりしました。ヘンリー8世を男前に作る方法もあったと思いますが、主人公がエリザベスですからね。続きが楽しみです。できれば無料を増やして欲しいです。
今ではもう名人芸。デッサンの確かさ。日常の細部の観察。小さな仕草の隅々までキャラが生きている。立っているんじゃなく、生きている。こういうなんでもない話から始まるのが私小説で、日本の文学の伝統でした。昭和の時代には女性漫画家がそれを受け継いでいたんだなと思います。
こんなことになってしまったのでしょうか。。。 時々おられますね、漫画家の先生で。デッサンの美しさで一世を風靡して、人気が爆発し、その数年後に完全に線が崩れてしまう、という方。いしかわじゅんさんによれば、これはもうどうしようもないことだとか。生理学上の必然なのだそうです、もう2度と、前の絵には帰れないのだと。
読んでみました。主婦のヒロインにどうにも愛情が湧きません。絵にも原因があるかもしれない。とにかく、少しうるさくて、かなり馬鹿に見える。令和の時代にしては珍しい女性像ですよね。しかし、これもリアリズムでしょうか。日本女性はまだこの程度の人が多いんでしょうか。
YouTubeで拝見していたゴンザレスさんの原作ということで、読んでみました。高校生の転落ストーリーはかなり無理があるように思うけれど、もしかして現実にあることですか?!自分は因果応報というダサい考え方はしないと信じていたのですが、この漫画で初めて、ここまでひどい目に遭うのは自分にも責任があるんじゃない、って言いたくなりました。あまりに辛い事例を見せて、かえってそんな気持ちにさせてしまう、狙いとは逆の効果が生まれていると思う。
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真夜中の主婦