5.0
素直になれない2人がじれったいけど愛しい
美人で気が強いけど恋愛には奥手な女性と、一見冷酷で意地悪だけど惚れた女はとことん溺愛する男性が、反発したりすれ違いながらも愛情を深めていくというこの上なく私の大好物なパターン!
寛治さんは口が悪くて皮肉屋だし、女癖も悪いし、汚い商売をして成り上がってきたという、中々のクズ男設定のはずなんだけど、なぜか物凄く魅力的なキャラクター。
人の本質を見抜く目があって、千春にはすごく一途なところや、時々どストレートになげかける褒め言葉に、千春でなくとも心を掴まれる。
恋に障害はつきもので、物語ごとに様々な障害が用意されるものだけど、時代が変わるとまたその背景やご時世にあった障害があって面白い。
大正を舞台にしたところがすごくいい味わいになってる。
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離縁は致しかねます!