5.0
旦那様は愛に目覚める?
上司に押し付けられた結婚(悪い評判付き)で、結婚初夜に「君を愛するつもりはない」と言い放った夫のノエル子爵ジェラルドだが、妻のアビゲイルとは何だか話が噛み合わない…「ご飯が欲しいです」に対しても変な奴ぐらいに思っていたのに、翌日倒れたアビゲイルが栄養失調だと聞かされ、もっと妻を労われと子供の頃からの使用人たちに諭され、子供の頃に餌付けした小鳥の「ピヨちゃん」のように接します。アビゲイルは実家で人間らしい扱いをされてなかったせいで子供のようなところもあり、そんな餌付けっぽいやり方でもジェラルドに懐いていくのですが、突然「わたしの前世は魔王でした」なんて告白をしてもジェラルドは「辛い過去をそんな風に言ってる」と受け入れてしまいます。その辺りジェラルドも変わってると思いますが、アビゲイルは幸せな居場所を見つけられたんですね。アビゲイルが実家の領地経営を一人でしていたなんて話を聞いたり(一応伯爵令嬢)特別な「天恵(ギフト)」を持っていたり(本当は魔王の能力)で、ジェラルドはどんどんアビゲイルの不思議さに惹かれてしまいます。
その後色々騒動もあったりしますが、そのお陰でジェラルドもアビゲイルもジェラルドの両親と関係が良くなり「君を愛することはない」から1年後に結婚式を挙げるまでに至りますが…何やらジェラルドに執着してる令嬢が居て…なんて場面で配信は現在されてません。
ジェラルドはすごく真面目な軍人で社交界嫌いらしいのですが(そんな会話がある)、かなりイケメンで実力で出世もしてるので、そんな人を狙う令嬢がいても不思議ではありません。おまけにアビゲイルには悪い噂(全くの嘘)があるので…
それにアビゲイルの「天恵」(魔王の実力)も権力者に狙われる可能性が出て来ました。果たしてジェラルドは自分自身も彼女も守れるのか?これからの展開が楽しみです。
しかし「奥様を労われ」と言われて「餌付け」を連想なんて、めちゃコメディですね。実家の両親・兄夫婦・上司にまで「変わった!」と言われるぐらいですから…本来は優しい人なんでしょうね(^^)
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愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(コミック)